アメリカよりも日本の方が問題なのでは? - 羽生結弦 成功への軌跡

アメリカよりも日本の方が問題なのでは?


ゆづオンリーファンの皆様、こんにちは(*´ω`*)

昨日放送された織田君の番組、「氷上のプレイリスト 〜
これが私のフィギュアスケート観〜』、私はすっかり忘れていて、
見ていませんでした。(*ノωノ)

視聴した方からは「ゆづのレットミーとクレイジー」を
織田君がかなり推していたということが伝わってきて、
見たかったな…と思いました。

最近、仕事が増えて忙しくなってしまったこともあり、
テレビもネットのニュースもTwitterも落ち着いて見れて
いなくて。

自分でRTしていたにもかかわらず、これも見逃すという…
再放送してくれないかな…(^_^;)

御覧になられた方、ぜひご感想をお寄せください。

これは絶対に見逃さないようにしなくてはと思います。

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TBSチャンネル

5/30(日)午後0:00?午後3:45

『横浜アリーナ最終日公演(2021年4月25日)の模様に、
舞台裏&インタビューなどファン必見の貴重な映像を追加した
特別版をオンエア!

【特別版 番組内容】 ※情報は2021年5月21日現在
☆羽生結弦 7年ぶりの出演!独占インタビュー&舞台裏密着!
☆横浜公演最終日(4/25)全ての演技をお届け!
☆横浜公演最終日(4/25)出演全スケーターの演技後インタビュー!
☆羽生結弦 SpecialClips(オープニング「Blinding Lights」)
☆素顔のスケーターたち!スターズ・オン・アイスの舞台裏&ハプニング集!
☆宇野昌磨・鍵山優真・紀平梨花・坂本花織・樋口新葉

独占インタビュー&横浜公演1日目(4/22)の演技をテレビ初公開!
☆羽生結弦 ここでしか見られない超レア映像集!
1日目公演(4/22)の演技&演技後インタビューをテレビ初公開!
「Let’s Go Crazy」美麗な演技をスペシャルアングルでお届け!
八戸公演最終日(4/30)終演後インタビューを特別オンエア!』

さて、ちょっと間が空きましたが、今日も「惑星ハニュー」さんの
blog記事の続きをまたご一緒に読んでみたいと思います。

前回の私のブログで取り上げさせていただいた「アンカー効果」に
関する記事の後編ですね。

Sportlandiaより
「ダニエル・カーネマン著ファースト&スロー:方法の仮説

惑星ハニューさんのブログより

今回もマルティーナさんの言葉や惑星ハニューさんの
ブログからの引用文には太字で強調したり、カギかっこを
付けたりして私の言葉とは区別しておきます。

羽生選手もご自身の論文で書いていたように、ジャッジが行う
作業がいかに大変か、という事は私たちも理解する必要がある
と思います。

もう一度、羽生選手が著した論文のジャッジの作業の大変さに
ついて書かれている部分を見直してみます。

近年フィギュアスケートは高難度化が著しく進んでおり,
そのために審判員がわずか1秒以内に行われるジャンプを正確に
判断することは至難となってきている。

また,ジャンプの評価基準は明記されているものの曖昧な部分が多く,
その試合の審判員の裁量に委ねられている部分が大きい。

さらに,ジャンプの難易度だけではなく,評価するために判断する
項目は,プラス項目が6つ,マイナス項目は20項目もある。

もちろんジャンプだけではなく,スピン,ステップ,そして,
技以外の部分でも評価をしなくてはならない。

技以外の部分を差し引いて考えたとしても,ジャンプのプラス,
マイナス項目とほとんど同じ程度の評価項目を,ショートプログラム
では7個,フリースケーティングでは12個の技の要素を判断して
いかなくてはならない。

しかも,世界選手権等の試合では,30人前後の演技を,基準が変わって
不公平にならないように,全て同じ複数の審判員が判断し続けなくては
ならない。 したがって審判員の負担は計り知れない。

さらに,毎年ルールが改正されていくため,審判員は常に最新の基準を
その度に覚え,当たり前のように1〜2秒程度の時間で,全ての要素に
対して評価していかなくてはならない。


羽生結弦著 「無線・慣性センサー式モーションキャプチャシステムの
フィギュアスケートでの利活用に関するフィージビリティスタディ」より。


このような大変な作業を「無報酬」で行うジャッジの
皆さんに対して、最大限の敬意と感謝の気持ちを表しつつも、
彼らはそれを承知で引き受けた以上は責任をもって、
ジャッジの仕事に携わって欲しいと思うし、そうするべき
であると言いたいのです。

しかし、彼らがどんなに一生懸命やっていたとしても、
やはり人間の目や能力には限界があります。

故意にではなくても判断ミスをおかすこともあるでしょうし、
見逃すこともあると思います。

ただ、問題はそういう種類の単なるミスのことではありません。

前回、前々回で考えたように「アンカー効果」や、「ハロー効果」
という心理が働くことにより、採点における不正行為が公然と
行われることが問題なのです。

アンカー効果とナショナルバイアス」参照。
偏向ジャッジやバイアスは存在する」も見てください。

従って、あるジャッジが別のジャッジと話したり、そのジャッジの
得点を見たりすると、試合の結果が歪められます。
これがルールに記載されているように、各ジャッジが独立して採点
しなければならない理由であり、2011年にヴァルター・トイゴが、
ジャッジ義務の不履行、およびISUまたは倫理規定に対する違反行為で
有罪と判断され、ジャッジ資格を停止された理由です。


トイゴだけでなく、過去に何度も資格停止を受けたジャッジが
数人存在していることをマルティーナさんは暴露しています。

彼は何度か資格を停止されたジャッジの一人ではありません。
資格停止は彼らにとって痛くも痒くもないのです。
例えば、スヴャトスラフ・バベンコは少なくとも2度資格停止処分
を受けており、彼についてはこちらの記事で既に取り上げています:
https://sportlandiamartina.wordpress.com/2020/10/19/di-giudici-giurie-e-giudizi-equi-9/  https://sportlandiamartina.wordpress.com/2020/10/25/di-giudici-giurie-e-giudizi-equi-14/

こちらの記事では70年代に資格停止処分になったジャッジの
リストを公開しており、幾つかの名前は2度登場します:

https://sportlandiamartina.wordpress.com/2020/10/16/di-giudici-giurie-e-giudizi-equi-6/


他者の採点をカンニングして点数をつける事は不正採点と
みなされるわけですから、ジャッジ達は一応は自分の判断で、
採点をしたことにしなければなりません。

しかし、その「自分の判断」の基準になるものがあやふや
だった場合、ジャッジはどうするでしょうか。

ほとんどのジャッジはそのスケーターが国内選手権で得た
PCSを参考にする
ことでしょう。

これは推測ではなく、事実によって証明されています
つまり、期待値、アンカー、そのスケーターの最後の試合における
結果と彼が受け取った得点は重要なのです。
このような理由から、国内選手権でも過剰評価が度を越している
ジャッジには国際大会のジャッジを禁止すべきです。

何故なら彼らが特定の大会にいなくても、国際大会の結果を歪めるからです。』


2019年のグランプリファイナルを例にとって、マルティーナさんは
このように分析しています。

羽生には自分の採点の平均よりやや高めのGOE、しかしチェンには
呆気にとられるような高得点。
PCSではチェンに最高得点
(実際彼はチェンには全項目で同じ得点、それも非常に高い得点しか
与えていません。彼にとってはコンポーネントもどれも同じなのです)、
そして羽生には全ジャッジ中、最も低い得点を与えています。

羽生は2位でなければならない、というアンカーが余りにも強かったため、
彼はPCSで羽生をエイモズより下の3位にし…羽生とエイモズにSS、TR、
PE、INで同点を与え、COで羽生を8.75、エイモズを9.00にしました。


得点の理不尽は両者に与えられたPerformanceの8.75によって強調
されています。羽生は4回転ジャンプを5本着氷しました。
確かに彼はアクセルがシングルになり、3Fが回転不足でしたが、
エイモズはクワドを2本しか跳ばず、内1本は転倒し、2本のジャンプで
回転不足でした。Performanceが同点???



ここまで考えただけでも十分、アンカーが功を奏している
ことがよくわかりますよね。

マルティーナさんは「自国贔屓のひどいジャッジ」について、
議論し、糾弾していますけど羽生選手に関しては逆の現象が
起きているから日本のゆづファンはますます憤っているのです。

もうね、アメリカのナショナルバイアスはこの際、どうでも
いいと私は思っているんですよ。

「やるな」と言ってもアメリカですから、絶対に「やる」に
決まっているので。

もちろんそれを基にして、国際大会でジャッジが騙されて?
あるいはわかっていて、ネイサンに高得点を出すのは腹が
立ちますけど、問題は羽生選手の母国、日本のジャッジの
ひどさです。

国際大会でのその選手の評価が「直近のナショナルの採点」に
影響されることをわかっていながら何故、日本のジャッジは
羽生選手には激辛な採点をするのでしょうか?


何故、宇野・鍵山両選手に対しては甘い、見逃し採点をする
のでしょうか?

これをもっと突っ込んで欲しいと私は思ってしまいます。

いえ、日本のファンは今までも十分、この点を問題にして
きましたし、今でも日本のジャッジの「偏向採点」に関しては
「おかしい」と異議を唱えています。

アメリカは自国の選手全体に対して「贔屓採点」が過ぎるけど、
むしろそれの方が「アメリカは自国の選手に対して公平」
(爆上げ)採点しているように思えます。

反対に日本はどうでしょうか?

羽生選手は、五輪2連覇、世界最高得点を19回も更新するという、
世界でもまれにみる評価の高いスケーターであり、日本の誇りです。

本来であれば、国際ジャッジに対して最も「うちの子はすごい」
自慢をすべき選手であるにもかかわらず、日本がやってきたこと
といえば、宇野選手がシニアに上がってからというもの、
「羽生を超える」だの「超えた」だのという宣伝文句に加え、
採点でも「宇野選手以下」の印象を与えてきました。

今ではそれに加えて「鍵山選手の方がうまい」かのような
印象さえ与えています。

爆上げにしても、爆下げにしてもどちらも偏向ジャッジには
代わりありません。

マルティーナさんがいうように、『国内選手権における高得点は
ジャッジの脳内にスケーターのレベルを設定する非常に危険な先例
であり、
ISUが公正な試合を望んでいるのなら、全てのジャッジを注意深く監視し、
バイアスが露骨なジャッジは(例え偏向採点を行ったのが国内大会で
あったとしても)国際大会から締め出し、より優れたテクノロジーを使用し、
全ジャッジのトレーニングに最善を尽くすべき
です。
心理レベルにおけるトレーニングも実施すべきであり、「ファースト&フロー」
のような本を読ませるべきです。


本当に採点に関しては、昔からフィギュアスケート界は
おかしなことが多すぎましたね。

北京五輪を来年に控えた2021年の今、「採点」に関して
これだけ異議を唱える人が増えたことは良いことだと
私的には思っています。

スケ連がどう思っているかわかりませんが、メディアの
皆さんは、どうかこの問題をもっと取り上げて欲しいと
思います。

自分が贔屓している選手を愛するあまり、ファンがありも
しない陰謀論を唱えているに過ぎない…と、あるメディアは
そう印象付けしたかったようですが、事実は全く違います。

メディアの方がたもぜひ、マルティーナさんおすすめの本を
読んで勉強して欲しいと思います。

そして、こういった問題が少しでも改善されるよう、AIの
導入を働きかけて欲しいと思います。

それではまた(^^)/

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2021-05-24 | Comment(4) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マリリンさん皆さんおはようございます
日本のジャッジが悪質でおかしい…おっしゃるとおりですね。
偏向ジャッジをする連中は、長光歌子の大学後輩や弟子達が多いです。
羽生選手下げ採点を率先してやってる。

日本がアメリカよりも先に、羽生下げ・ネイサン上げを国際大会で始めたのですから…
日本からゴーサインを出して、アメリカと利害が一致しました。

この前の全日本でも、前田テクニカルがショートでスピンをノーカンに。スポーツ新聞に騒がれた為に、フリーでは下出ジャッジが結弦くんを貶める。
いつも複数人で手を組んでいます。
歌子が恨みの念から離れない限り、この傾向は続くのかしら? アメリカも、これ幸いと思ってますね。

歌子と聖子の妬みの原因でもある、高橋大輔氏。高橋氏の人間としての器が小さいため、潰しや工作が始まったのが発端ですね。
アマチュアスポーツとはいえず、芸能界みたいですね(・_・;
(高橋大輔ショーのチケットが売れないと、週刊誌に何故か結弦くん下げ記事も出ますよね…汗)



Posted by てるこ at 2021.05.24 10:54
 マリリンさん、オンリーファンの皆さん、今日は。今日も意義のある記事を載せてくださり有難うございます。マリリンさんのおっしゃる通りだと思います。

 ナショナルバイアスについては、各国内大会では仕方ないことと思っています。特に人気凋落のアメリカでは、そうでもして盛り立てないといけないのでしょう。2018年、平昌五輪前の全米大会での爆盛りには驚きましたよね。ロシアも凄いですけど、ここは有望な選手達が沢山いるために、お互いのコーチ同士の駆け引きもあり、アメリカのネーサンほどの好き放題な盛りはできないと思っています。それでもかなり盛っています。

 そして、てるこさんのおっしゃる通りです。歌子配下のジャッジを淘汰しない限り、日本における公平なジャッジは成立しないと思います。しかもこのジャッジ達が話し合って、できるだけ目立たない形で羽生選手下げを行っているのは明らかです。

 下出綾子の出したGOE、不思議ですよね。羽生選手のジャンプはショートもフリーもその出来栄えはほとんど変わりません。他のジャッジのGOEを見れば分かります。でも、この下出綾子は、フリーで信じられないGOEを出しました。羽生選手のあの文句のつけようのないジャンプに、2や3のGOE.一人浮いていました。この人達、後で一覧表を見ないのでしょうか。見たら自分のずれがよく分かり顔から火が出るはずです。勿論、確信犯なら反省はしないでしょう。
 試合終了後には、ジャッジミーティングを行い反省会を持つと聞いたことがあるのですが、あれは嘘ですね。

 てるこさんのおっしゃるように、元はと言えば、高橋大輔氏の人間の器の小ささから発している流れです。彼が堂々と羽生選手の技量を認めることができれば、歌子サイドもここまであからさまなことはできなかったでしょう。平昌五輪で、二連覇の羽生選手に堂々とインタビューできなかった高橋氏の愚かな姿が全てを表していますね。

 
Posted by フィギュアファン歴38年 at 2021.05.24 14:36
こんばんは!

マリリンさん、織田くんのやつ見逃したんか(  ̄▽ ̄)。いきなり羽生くんのを選んでくれていて嬉しかったです。織田くんの中で今一番のエンターテイメントは羽生くんのレットミーなんやろね。そのあと今季だったり新しめのプログラムを選んでたよ。あんまり私が知らない時代の選手達も登場したところで再び羽生くん、レツクレ。GPF懐かしかったよ(*´ω`*)。最後トリはしっかり自分のプロを選んで締めてました。どのくらいの周期でやるのかね、この番組は。再放送もやると思いますよ。

もう羽生くんの採点に関してはねTωT。羽生くんがいろいろこだわってるところがジャッジには説明しないとわからないのではと思うのですよ。プラスαでやっていることが全く伝わってない感じがする。ファンはインタビューを聞いたり読んだりして工夫しているところを知るわけで、高いレベルでやってる人にしかその難しさは分からないんだと思うんです。だから織田くんなんかは以前から言ってくれてますけどね。ホントはジャッジにここ見どころだから凄いから見てよ!って事前にアピールしたいくらいだわな。

羽生くんはSPは新プロにするのでしょうか?レットミーはホントに元気になるプロだったわ。去年の自粛期間中は勉強や卒論をとても頑張ったけど今年はその時間がそっくり空くわけだから何か新しいことをやってるかな?羽生くんのことだから有意義に時間を使ってスケートに繋がることやそれ以外のこともいろいろ勉強してるんだろなぁて想像します。
Posted by しま at 2021.05.25 01:16
マリリンさん、ゆづオンリーファンの皆さん、こんにちは!

マリリンさん、マルテイーナさんの長い資料を数回に亘り、分かりやすくかみ砕いて説明していただき、本当にありがとうございます。この資料を読むだけでも大変なのにこれだけ的を絞ってことばにする作業はさすがとしか言えません。

ほんと、マリリンさんの仰るとおりです。これで何が問題なのか明白になってきたと思っています。
以前から色んな不正採点があったでしょうが、羽生選手のようにかつてこれ程酷い処遇を受けた選手はいるのでしょうか? しかし、それを裏返せば、羽生選手は今も最強の選手であると皆が認めているということでは?と思うのです。
ジャッジ達は彼の突出した才能を知るが故にそのように結託して歪めた採点をし得点を押さえ込み、逆に必死に勝たせたい選手にあり得ない爆盛り点を与えているように見えます。
日本の後輩選手もそうですし、アメリカも必死にネイサン祭りをしているようですが、そこにも根底には焦りさえ感じさせますよね。
フィギュアスケートの将来を見据えたマルテイーナさんの分析、羽生選手の卒論がいつかは採点方法の改善へとつながる日が来ると信じたいですね。
6月には来季の大会スケジュールも発表されるようですが、果たして、ゆづはどの大会に出るのでしょうか? 気になりますね。
今も毎日4Aに取り組んでいるのでしょうね。怪我だけしないようにと祈る毎日です。
マリリンさんもお仕事お疲れのことと思いますが、お身体を大事になさってくださいね!
Posted by yukiko at 2021.05.25 10:57
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