FSマガジンの「嫉妬スピン」にツボりました! - 羽生結弦 成功への軌跡

FSマガジンの「嫉妬スピン」にツボりました!

ゆづオンリーファンの皆様、こんばんは(*´ω`*)
昼間、また大きな地震が仙台市を襲いました。

宮城県沖の地震で気象庁が会見 津波は「ギリギリ起きず」
PAGE

羽生選手のことがすぐに頭に浮かびましたが、震度5強は
2月や3月の時と同じくらいだと思います。

この地震でまた練習が中断させられなければいいのですが。

夕方、目を覚ますと「マガジン」が届いているのでは?
と思い、見に行くとちゃんと届いていました。

一気に読みました。

やっぱりマガジンは羽生選手愛にあふれていて温かくて
色々考えていた「もや〜っとした気持ち」が晴れるような
気がしました。

私の感想ではありますが、お伝えできればと思います。

雑誌の全体的な構成は後で書きますので、まずは読んでいて
共感したり、印象に残った部分について書きたいと思います。

6ページの山口さんによる巻頭コラム、「光は、夢へと
続く道を照らす。」

異例づくのシーズンが終わった…という事で、今季の総評の
ような内容でしたが、その中にこんな1文がありました。

『世界選手権は北京五輪の枠取りのため、さかのぼって
全日本選手権は、世界選手権に出場することによって、
「希望を何とかつなげる」ため、今までとは違う心持で、
羽生は大会に臨んだ。

世の中がこんな状態なのに、自分が試合で滑っていい
のだろうか。大会に出ることが、状況を悪化させてしまう
ことにつながらないだろうか。

そんな自問自答をきっと何度も繰り返したはずだ。

大会期間中の落ち着いた態度は、彼が積んできたキャリアに
由来するものだろう。その一方で、大会に出ることに対して
100%納得しているわけではない「燃え上れない心」を
映し出しているようにも見えた。


これ、まさにそうなんじゃないかと私も思いました。

世界選手権では、いつもの羽生選手と違って、
「結果にこだわらない」という発言にまず私は驚きました。

しかし、大会の直前に自分の住む仙台が大きな地震に
少なくとも2度、見舞われたり、世界中がコロナ禍という
悲惨な状況の中で、大会出場を棄権することも考えていた
ぐらいです。

スケート以外の問題が、繊細で心優しい羽生選手の
心痛を増し加えていたことは間違いありませんでした。

そんな状況にあって、どうやったら心が燃え上がれると
いうのか…。

それでも覚悟して臨んだ大会でした。

羽生選手の心情を思うと、ストックホルムに行っただけ
でもすごいことですし、大会に出場してくれただけでも
本当にほめてあげたい気持ちでした。

それなのに正しく評価されることもなく、総合3位
という結果に、私の心の方が怒りでメラメラ燃えあがり
ましたけどね。💥

ただ、この山口さんのコラムはいかに羽生結弦という人が、
不屈の精神を持ちながらスケートに命を懸けてきたか、
ということを書いてくださっていましたので、とても
素晴らしいコラムでしたし、励まされました。

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「国別対抗戦のハイライト」の中にある
「見えたぞ、夢への光」と題する部分でも、羽生選手に
寄り添った温かい記事が心に響きました。

『試練に見舞われたストックホルムのフリーからちょうど
20日。合間の時間のほとんどを隔離生活に費やし、羽生は
大阪のリンクに立った。

大切な「食」を含め、普段からアスリートとしての生活を
送ってきた羽生にとって、約2週間の隔離生活は想像を
超える過酷さだったことは言うまでもない。


それでも大会前、羽生は気丈にこういっている。

誰かの中に残ったりする演技をすべきだなと思ってここにいます。

本来なら、ストックホルムで心身共に疲弊した自分を
いたわる時期が必要だったはずだ。
それが叶うことなく、
それでいて羽生は「人のために」滑ると誓ったのだ。』

なんか泣けちゃいますよね。(*ノωノ)

「疲れたので休みたいです」などと、一言も言うことなく、
ひたすら「誰かのために」と、自分のことは後回しにして。

国別の時、羽生選手は調子の悪かった宇野選手のことを
とても気遣っていましたよね。

紀平さんも体調が悪かったようで、本来の実力を発揮する
ことができませんでしたね。

羽生選手だけでなく、世界選手権に出場した日本の選手
たちは、同じような過酷な状況の中、国別対抗戦に出場
しなければならなかったので、その大変さや過酷さを
知っていたゆえに、羽生選手は「チーム」の選手のことを
気遣っていたのではないかと思いました。

この雑誌の中にも羽生選手のインタビューが載っていますが、
実際、国別が終わった後、「ストレスもあったり、かなり
疲れもあったり、お腹も壊していたり、いろんなことがあった
」と
告白してくれました。

そんな中でも国別では、個人としては300点越えを果たし、
十分、ほめられてしかるべき内容だったし、羽生選手自身も
「ある意味満足している」と言っておられました。

羽生選手が素晴らしいなといつも思うのは、できなかった
ことに対していつまでもぐちぐちネガティブなことを口に
するのではなく、その時の自分がどんな状況にあったのか
という事を考え、「その時にできたことを褒めたり認めたり
して満足する」ようにしているところ
なんですよね。

こういう気持ちの持ち方とか物事の考え方、とらえ方が
とても素晴らしいと思いました。

「自分」をよく知っており、それゆえ、自分に対して
過度に厳しくせず、かといって甘やかすわけでもなく、
平衡がとれた見方をすることができるところが羽生選手の
「素晴らしい特質だなぁ」と思いました。

まだ若干26歳でしょ?(/・ω・)/

中々こういう考え方ってできないものなんですよ。
しかもこの若さでね。

そしていつも気付きを与えてくれたり、「そうそう!」と
共感できるのが、3人の記者さん達による座談会です。

今回もやっぱり「現場に行った」記者さん達の生の声
(感想)が聞けて、とてもうれしく思いました。

この座談会の進行役は山口さんなのですね(笑)

ツボったのが「嫉妬スピン」という言葉です。

フォトグラファーの小海途さんを入れた3人が、羽生選手の
ことを熱く語るにつれ、山口さんの様子が…。

吉田さんが「あれ?山口さん、何で椅子でくるくる回って
いるんですか?」と聞くと、山口さん「嫉妬スピンです。
現地取材が認められなかったので仕方ないのですが
」と。

吉田さんが、「いやあ、あれを見られなかったのは
痛恨ですよ
」と、追い打ちをかけます。残酷ですね。( *´艸`)

「前回の座談会の時に”たぎる”羽生結弦がもう見れなくなる
のでは?という話が出たのですが、とんでもなかったです。
はっきり言ってあの日の彼は滾りまくっていました」と、
吉田さんが言っているのですが、「あの日」とは国別の
エキシビションの公式練習での時のことなんです。

写真でそれを見た山口さんは、
4Aを跳びまくっていた羽生選手は野性的というか野獣的
というか、「みんなが好きな羽生結弦だ」と思った
。』
と言っていました。

この3人だけでなく、取材に行った報道陣達も興奮して、
「国別の取材に来て良かった!」と言っていたそうです。

そういうのを聞いたものだから、山口さんは「嫉妬」して
椅子でくるくる「スピン」していたんですね。(笑)

この座談会は、(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪と
うなづくことばかりです。

山口さんも、『羽生選手にとって、「4Aこそが自分を
たぎらせてくれる存在」だという事がはっきりわかった』

おっしゃっていますが、本当にその通りです。

この「4A談義」の前の部分で、記者さん達も感じていた
「羽生選手の表情」なんですが、こんなことをおっしゃって
いました。

今シーズン、特に練習時の羽生選手の表情が「穏やか」
「落ち着いている」「自然体」と表現されているのですが、
その道をたどっていくと、複雑な気持ちで大会に出ていた
こともあるんじゃないかという気がします。
4Aを構成に入れることができなくなり、どこにモチベーションを
持っていけばいいのか。そこに羽生選手は苦労していたのでは
ないかと。
」(山口氏)

それに対し、小海途さんの言葉がとても印象的でした。

『4Aを試合に投入できない…要は最大のモチベーションを
失っていたわけで、では勝敗が最大のモチベーションに
なるかといったら、そういうわけでもない。
仲間のため、世の中のため、かろうじてそういう気持ちが
彼の気持ちをつないでいたんじゃないか
と思います。』

本当にそうだと思います。

この座談会を読んだ後に、毛受さんのコラムである
『「自分の道」を行く理由』を読むと、ああ…記者さん達でも
私たちと同じことを思うんだな…と、うれしいような複雑な
気持ちになりました。

そこにはこう書かれていました。

羽生選手がなぜそこまで4Aにこだわるのか。
(中略)でも、なんとなくだけど違う理由もあるんじゃないか
という気が僕にはしている。


毛受さんはこの時、世界選手権のSPで、得点が表示された
後の羽生選手の表情を見て感じたのだといいます。

演技の直後は満足していたように見えた羽生選手の顔が、
得点が表示されたとたん、にわかに曇った。
首を傾げ、ブライアンコーチに向かって、「これだもんね」
というような悲し気な視線を送っていた。


演技直後の表情が素晴らしかっただけに、リンクを去る
ときに見せた「陰」が気になった。


毛受さんはご家族とテレビで見ていて、「やっぱり羽生さんの
演技は他の人とは違うね」という話になったそうです。

同じ4回転ジャンプを見比べてみても、美しさだったり、
ジャンプ以外の動きとの連動性だったりが、羽生選手と
ほかの選手とでは明らかに違うのだ。

でも、それが試合では評価されない。

演技をするのは「自分」でも、評価するのは「他人」だ。
試合の場で他者から正当に評価されないのであれば、いっそ
自分の夢を追いかけてみよう。
4Aへの執念の背景にはそんな考えがあるように思えてならない』

私も毛受さんが思った通りのことを思っています。

「勝ちたい」といわなくなった背景には、自分の演技が
ジャッジ達に、正当な評価がされなくなったことだと思うんです。

最初は疑問を持ちながらも一生懸命努力すれば、きっと
評価されるに違いないと信じた時があったことでしょう。

しかし、そうした期待はことごとく裏切られました。

もはや自分の評価は自分で決める!

もうこれからは試合では勝つことより、自分の夢の実現の
場だと思って臨もう!

そういう気持ちになったとしても当然ではないでしょうか。

羽生選手にとってつらかった2020-21シーズンは終わりました。
来季もきっと試練の日は続くことでしょう。

しかし…今後もたぎる羽生選手を見ることはできます!

ただそれは、「金メダルを獲るために演技する羽生結弦」
ではなく、「4回転半に挑む羽生結弦」を見る時なのです。

今では私もすっかり4Aを成功させる羽生結弦を見るのが
楽しみになってきました。(*´▽`*)

ゆづならきっと成し遂げてくれると信じています。

その日が近いことも!

「フィギュアスケートマガジン」良かったらぜひ、読んで
見てくださいね。おすすめです!

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フィギュアスケートマガジン2020-2021 Vol.4
シーズンクライマックス


5月2日(日)
■世界フィギュアスケート 国別対抗戦2021【完全版】
<エキシビション>
午前11:00〜午後1:50テレ朝チャンネル2

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2021-05-01 | Comment(1) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マリリンさん、ゆづオンリーファンの皆さん、こんばんは!
マリリンさん、毎日沢山の記事や動画などご紹介ありがとうございます。
今日はFSマガジンの貴重な内容をご紹介してくださり、マリリンさんの文章に引き込まれるようにして読ませていただきました。

マガジンさんは本当に私たちファンと同じような目線で羽生選手を思ってくださって、羽生選手の良き理解者たるスタンスを貫いておられるのは本当に嬉しいですよね〜 山口さんの嫉妬スピン、ウケました(笑)
今回の座談会では踏み込んだ発言もあったのですね。記者さん、カメラマンさんも試合で何が起こっているか、ちゃんと分かっていらっしゃいます。
このような勇気ある発言に感謝したいです。
マリリンさんがおっしゃってくださった通り、今や羽生選手にとって試合に勝つことではなく、4Aを試合で成功させることですよね!!
どれ程の苦悩と挫折を味わいながら、その答えを導き出したのか・・ 思うだけで切なくなります。
しかし、羽生選手は決して諦めるのではなく、論文というあくまでも正攻法でジャッジシステムの向上を目指そうとしている、その純粋で崇高な精神に惹き付けられます。
願わくば、これが突破口となってジャッジシステムが刷新されますように!

思えば、世選から、国別、そしてSOI横浜、八戸と、このコロナ禍の中、よく頑張ってきましたよね〜 昨日、八戸最終日が無事終わり、羽生選手もどんなにホッとしたことでしょう。それなのにまた、今朝は大きな地震に見舞われてしまって・・・ 
SOIではゆづの天賦の才を目の当たりにし、あのオープニングのダンサーゆづが目に焼き付いて離れませんが、またしばらく、お姿が見れないのかと思うと寂しいです。
どうか健康でまた、ご自身の目標に向かって頑張っていただきたいと願っています。
ゆづ、いつも全力応援しています。
Posted by yukiko at 2021.05.01 22:51
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