今日ようやく、Numberが届きました。
自分で買いに行けばもっと早く見れたのかもしれませんが、
今日のんびり読むことができたので良しとします。
Number(ナンバー)1019号
「Figure Skating Climax 2020-2021 銀盤の誓い。」
Webでも読ませていただいた記事もありましたが、今日は
私が印象に残った方の言葉を主にお伝えしたいと思います。
たくさんあるので絞り切れないですので、何回かに分けて
お伝えしたいと思います。
まずは本田武史氏による「プログラム解説」記事。
『驚きの完成度と4Aへの布石』から。
「あそこまで出来上がってくるとは、驚きの一言でした。
練習量をこなしてきたなと感じました。」
10か月ぶりの羽生選手の試合を見た本田武史さんは、
全体的な印象を聞かれた時、このように語りました。
さらに技術的な変化について聞かれると、
「一番変わったのは、ジャンプの空中姿勢での肘ですね。
昨季まではちょっと肘が上がった状態でしたが、今季は肘を
締めているんです。」
羽生選手ご本人にもその点を伝えてくれたみたいで、
「軸が細くなったね」と言ったら、羽生選手は「自分一人で
練習しているからそういうところはわからない部分だった」と、
納得した様子だったようです。
素人の私が見ても、羽生選手のジャンプの軸がまっすぐで、
安定しているなぁというのを感じました。^^
例の「ノーカンにされたスピン」のことにも触れていました。
本田さんは解説していた時は理由がわかっていない状態でしたが、
この取材の時までにきっと何度も見たのでしょうね。
こういう見解でした。
「全体的に、姿勢を変えるタイミングが早かった印象でした。
1つの姿勢で「1,2」と2回転を数える前に、次の姿勢に向けて
動き始めているので、回転数が足りないと判断されたのですね。
本人も…スピンの後の『拍子の部分がいらなかった〜』とも。
あと1秒あれば回転は足りていましたからね。
スピンのレベルは試合数をこなしながら調整するものなので、
初戦のむずかしさでしょう」
「スピンは『ポジションが止まって確定した』と、テクニカル
スペシャリストが判断したところから回転数を数えます。
数えるのは人間なので、『誰もがシット姿勢だと受け取るよね』
という姿勢と回転数で作っておかないといけないんです。」
本田さんのおっしゃることは、それはそれでわかるのですが、
私たち的には、これは「重箱の隅をつつく様な採点」だった
という印象が否めません。
何故なら、ほかの選手の回転の足りないスピンに関しては
甘く見逃していたり、レベル4や3を与えているからです。
「テクニカルコントローラーはルールにのっとってちゃんと
お仕事をしていますよ」というのであればどうして他の多くの
スケーターの同じような”ミス”には目をつぶるのでしょうか。
私たちが知りたいのはそういう部分なんです。
しかし、本田さんの立場ではそこまで踏み込んだ発言は
できないし、したくないのかもしれないですね。
例え「ほかの選手のスピンのミスには甘い」というのを
感じたとしても。
ただ、このスピンによる減点があったことで、このプログラム
自体は110点を超えるという予想ができる、と言っていました。
それはもう、当然ですよね。
羽生選手は毎シーズン、進化しているのですから前作より
点数が出ないものを造るわけがありませんから。
そしてフリープログラムの話では4Loが良かった点を解説
してくださいました。
「ループジャンプは流れを出すのが本当に難しい」という
事に触れた後、羽生選手が理想とする「肩と腰を平らにして、
軸をまっすぐにというフォームとうまく合っていた」と。
「4Loで60cmの高さを出せたのは、カーブとうまくはまった
のだと思う」という事でした。
あと、なるほどなぁと思ったのが3A+2Tと3Loの解説です。
「この3Loは直前の連続ジャンプが流れていないと失敗する
リスクがあります。しかし羽生選手は直前の3Aに2Tを付ける時に、
ちょっと幅を出したのです。わざと幅跳びのようにして
グーンと滑らせた。つまり2Tが次の3Loの助走になる、という
技術です。」
だからあの難しい連続ジャンプが成功したのですね。
さらに最後の3Aについて、「スパイラルやってほとんど
スピードがない所で、高さと余裕のあるアクセル、お見事でした。
軸が細く回転速度が速くなった分、開くタイミングを速めた。
これは4Aを早めに開くと3Aになるという延長線上の練習を
していると感じました。」
https://youtu.be/XxxlkINbMls
そして今回のフリープログラムの「天と地と」は、本田さんも
「絶対に北京五輪へとつながっていくでしょう」とおっしゃって
いましたね。
もちろん、羽生選手は今でも北京五輪に出ると明言はして
いませんし、それどころか東京五輪さえできるかどうか
危ぶまれているのに、北京五輪のことなど考えるべきではない
と言ってましたからね。
ただ、五輪が普通通りに行われると仮定した場合、この
プログラムは五輪で戦うためのプログラムになるのではないか、
という事は私も思いました。
羽生選手はいつも私たちファンや、フィギュアスケート界に
希望と夢を与えてくださいます。
きっと近い将来に、誰も成功したことがない4回転半アクセルに
チャレンジして成功させてくれることでしょう。
ケガのリスクや心配はついて回りますが、羽生選手のことです。
そういうことも承知の上で、今後の競技人生と上手にバランスを
保ちつつ、目標へと近づいていくに違いありません。
今回のNumberではそのほかにもジェフのインタビューや
シェイリーンのインタビュー、川井郁子さんのお話も印象に
残りました。
正直、まだあとの数人のインタビューが読めていないので、
またこの後、読み進めていきたいと思います。
さらにはアイスリンク仙台に再び訪れた危機的状況を読んで、
不安になりました。
羽生選手が育った仙台のリンクです。
何とかしてこのコロナ禍を乗り切ってほしいと思います。
私たちにできることを少しでもできたら…という思いで
いっぱいです。
あと、思ったのはジェフやシェイリーンに取材することが
できたのであれば、クリケットのブライアンコーチや、
ブリアンコーチ、もしくはトレイシーコーチの誰かに、
ゆづの全日本の印象を聞いて欲しかったなぁと思いました。
今回、羽生選手が遠慮されたこともあって、クリケットの
コーチたちには日本に来てもらうことができなかったのですが、
せめて演技を見た印象など、コーチの口から聞きたいと
思っているのは、私だけではないと思います。
3月の世界選手権はできるのか、できるとしたらコーチは
帯同してくれるのか…、心配になります。(*ノωノ)
ゆづは素晴らしい人ですからおひとりでできるとはいえ、
まだ現役選手としてコーチの指導を仰いでいる身です。
例え指導らしい指導はしてもらっていないにしても、見て、
確認をしてもらうという事はしてもらいたいです。
コーチがいれば、おかしな採点をされた時でも何かしらの
アドバイスがもらえるかもしれませんし、抗議が必要だと思えば
抗議もしてもらえるかもしれないし…。
色々なことを考えた時、やっぱりコーチの存在は大きいと
思います。
ゆづを一人ぼっちにすることなく、日本とカナダで時差は
あるにしても、ちゃんと連絡を取り合って、ゆづを支えて
上げて欲しいと思います。
次回にまたNumberの記事から、印象に残った部分を
ご紹介できればと思います。
◆Twitterより
ロシアコメより
— el✨☀️✨ (@ky100709t) January 24, 2021
↓
ゆづるが大幅にリードしているのも当然だ。私たちの時代で最も人気があり、お気に入りのスケーター
ザギトワは15年のうちわずか3年です、すごい pic.twitter.com/isr2fjtnmK
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ナンバーも今日書店で買って読むことができ、マリリンさんと同じ感想を持ちました。
あのショートでのおかしなノーカン判定がなければ、そして、ショート・フリー共に、正しいGOEが付けられていたら、羽生選手の全日本総合得点は、非公認ながら世界最高点だったのだと確信できます。
どちらにしても、羽生選手は26歳にして、いまだに成長を続け、世界最高の技術と表現力を有していらっしゃることがとてもよく分かった全日本選手権でした。
本当に凄い方ですね。ファンであることに強い誇りを感じます。
number、良かったですよね!
何度も繰り返し読んでます。各分野で一流の方が
ゆづを称賛して下さるのは本当に嬉しく、それこそ
ゆづが一流である証拠ですよね。と同時に、ゆづの多彩な才能に感心しきり、です。
本田さんはTV解説では本当の事を言いたいけど言えないような、毎回、お口モゴモゴしてる印象しかないのですが、紙面では正しく分析して下さるのですね。でも、例のスピンに関しては、言い訳?辻褄合わせにしか思えず、私もマリリンさんと同じ、何故ゆづにだけ厳しいのか、との不満が未だに消えません。
そうですね、ブライアンやブリアンのコーチのお話もあれば最高でしたよね。聞きたかったです。