今回は2020年の全日本選手権での不可解採点、宇野選手の
採点に焦点を当ててみたいと思います。
彼の演技動画をまずはご覧ください。
https://www.bilibili.com/video/BV1vi4y1w7Pw
予定構成は4F 4T3T /3Aでしたが、実際に行ったのは
4F、 4T /3Aで、コンビネーションは入りませんでした。
しかし得点は94.22点という高得点。
TES 49.08
PCS 46.14
DEd -1
2020年(第89回フィギュアスケート全日本選手権大会)

私は素人ですので、詳しい判定はできませんが、いつも
宇野選手の4回転フリップ(と呼ばれるジャンプ)は、
プレロテ(空中で回り始める前に氷上で回ること)の挙句、
回転が足りていないように思います。
コンビネーションにならなかった4Tは、回転は足りていましたね。
(私の私見です)しかし転倒により次のジャンプはつけられず。
これはPCSにも影響するのでは?
2018-19シーズンから技術面の失敗による演技構成点への
影響が規定されました。
・転倒やシリアスエラーに該当するミスが1つでもあった場合、
スケーティングスキル、トランジション、振り付け………9.75点以下。
パフォーマンス、曲の解釈………9.50点以下。
複数のエラーがあった場合、
スケーティングスキル、トランジション、振り付け………9.25点以下。
パフォーマンス、曲の解釈 ……………8.75点以下。
と、定められました。
失礼ですが、「転倒」というミスと、さらに4Tの後にセカンド
ジャンプがつけられなかったというミス、しかもすぐに演技に
戻れていないので彼の場合、シリアスエラーが2〜3個あったと
みなされるのではないでしょうか?
ということは彼の skating Skills、Transitions、Compositionは
9.25以下にしなければならないのに、4人のジャッジが
9.50点以上をつけています。
さらに
Performance 、Interpretation of the Musicは8.75以下にすべき
でした。
ですが、9人中なんと8人が9.0以上を与えています。
一応は宇野選手は世界でもトップ選手として認識されている
はずなのに…シリアスエラーは今回も発動しなかったということに
なります。
ここで、いつも参考にさせていただいているガンディ氏の
分析を見てみましょう。
全日本選手権2020男子SP,第4・5Gの記事より。
『宇野昌磨選手(地上波あり)
4F→4F<
回転不足UR。100°ぐらい足りないかと
レビューあり
踏み切りも思いっきりフルブレと過度のプレロテ(200°ぐらい?)で
これでプラス面2)を満たすとかあり得ない
J1,J2,J4,J7,J8が+4なので半数以上があり得ない数字つけてます
さらに追加で。
ここまでの選手は微妙かなと思う着氷は全部qはついてるんですけど?
むしろ下位の選手の中には微妙だけどこれはいいんじゃね?と
思うのまでqついてるし
4T+COMBO
解説「少し回り過ぎてしまいました」
自分「回りすぎなのは下でだろ。プレロテ酷いし、着氷はqかどうか悩むわ」
レビューあり
FCSp4→FCSp3
フォワードが1.25回転ぐらい
レビューなし
3A
ねぇねぇ、アイスコープは今年は活躍させないの?
放送で4人のデータしか出なかったんだけど
このジャンプ高さがないのでプラス面の1)を満たすと思えないのだけど
J3,J6,J7,J8が+4つけてます
テクニカルにお仕事してもらったら(画像をお借りします。)
↓↓↓

あとPCS…
転倒していたってご存知ですか、ジャッジの方々?
転倒後にすぐ演技に戻れていないですけど。
ステップの前にあからさまに休んでましたよ???
転倒しなかったら47以上でるのか、この演技は??
J4以外のジャッジの方々、、、
特に宇野PCS>羽生PCSとしたJ8は説明願います。』
そうなんです!
ジャッジ8が宇野選手に与えたPCSの合計は47.25点となり、
彼女が羽生選手に与えた46.50点を上回っていました。
羽生選手のPCSの合計が47.32に対し、宇野選手のあのSPの
PCSが46.14点って…( ;∀;)
その差1.18点しかない!って、おかしいでしょ?
ジャッジパネルおよびテクニカルコントローラーはこの方たちです。
もう何度も見たので覚えてしまいましたね。(^_^;)

ガンディ氏によると、宇野選手のSPの得点はPCSそのままにした
として、(本当はPCSもまともに採点したらもっと下がるが)
87.77点で、羽生選手とはすでに15〜6点差がついていたはずでした。
9点差どころの騒ぎじゃありません。
このようなおかしな採点は当然、FSでも見られました。
次回はFSを見てみたいと思います。
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今回も詳しい分析を上げてくださり本当に有難うございます。
もうおっしゃる通りです。宇野選手の4フリップは世界中で3.2回転と言われていますが、醜いジャンプですね。私もスローで見て、氷上でかなり回っていることが確認できます。しかもフルブレード。これはもうフリップではありません。ジャッジは、というよりテクニカルは、もう見逃すことに決めているのでしょう。コーチも、見逃されるから安心して跳べ、これでいけと言っているのでしょうね。本人も直す気はなし。4トウループより楽に跳べるわけですよね。
しかし、もっと許せないのは、PCSです。両足こぎこぎの演技にあの繋ぎの点数も非常におかしいです。それ以外の得点も羽生選手とほとんど変わらないなんて、ジャッジの眼を疑います。スケ連がジャッジ指導や研修ができないほど機能していないことが一番の問題です。野球のようなリクエスト制度が早く確立することを望みますが、今のスケ連では無理でしょうね。
今回の演技を見ていて、羽生選手が宇野選手に劣るところは一点もありません、なのに、PCSで羽生選手を宇野選手の下に置いたのが、次のジャッジ達です。
≪ショート≫
1番ジャッジ 宇垣静子
8番ジャッジ 堀内律子
≪フリー≫
ここは流石に全ジャッジ羽生選手を上にしていましたが、2番ジャッジの下出綾子だけは、羽生と宇野のPCSはほとんど一緒でした。あの二つの演技のPCSが変わらないなんて、目が腐っているのでしょう。いやいや、わざとやっているんですよね。
でも、こうやってマリリンさんが詳しく記事を上げ、私達に伝えてくださることで、他の方々も意識を高め、正しく見る目を養って、悪いことは悪いと声を上げてくださるようになりました。
ジャッジは無給だなんて言う人がいますが、そんなことありません。結構なギャラと旅費を受け取っています。100歩譲って、例え無給だとしても、こんな悪質なジャッジは放っておけませんよね。
ここしばらく、体調が良くなくて(足の痛みが強くて)、なかなか投稿できませんでしたが、マリリンさん、いつも素晴らしい詳しい分析データと情報を提供してくださり、ありがとうございます。どれだけ大変な作業だったことでしょう、感謝、感謝です。
本当にとても分かりやすく、スケ連の内部事情がよ〜く理解できました。
あらためてこんな環境の中で見事な演技で全ての思惑を封じ込めた羽生選手に大拍手です。やっぱり神様は見ていて下さいましたね〜
しかも一般のリンクで深夜の練習とコーチ不在の孤独との戦いの中でよくぞここまで仕上げてくれた、とただただ羽生選手の努力に胸を打たれます。
マリリンさんの分析通り、U選手はどれだけジャッジに優遇されているのか分かっているのでしょうね〜 このままだと、ジャンプを矯正する努力もしなくなるし、誰の目にも明らかなエラーを見逃してもらって本人はそれで満足なんですかね?? それでは成長がありませんね!
今回の全日本で羽生選手との差を見せつけられたのではないでしょうか?
今回、ジャッジの名前が世界中に知れ渡ったことでしょう。
フィギュア歴さんも書いていらっしゃるようにジャッジがボランテイアというのは建前だけで旨みがあるから、なりたい人が多いのですね。
マガジンの詳しいご紹介ありがとうございました。
私も購入しましたが、本当に中身が濃くて山口さんの取材には思わず、涙をこぼしそうになりました。ゆづに対する愛情とリスペクトが伝わって来て・・
日に日に拡大するコロナ感染、早く収まりますように、ゆづが健康でいい練習ができるようにと祈る毎日です。
マリリンさんもどうか、気を付けてくださいね!
マリリンさん、連日のお仕事が忙しい中記事を上げて下さり有り難うございます。
歴様や、yukiko様のおっしゃる通り今回も相変わらず歌子師匠の息がたっぷりかかった⬅️凄く臭い 旧ルールも新ルールも全くお勉強する気が無い人達でしたね。日本スケート連盟は誰も何も口を挟まないのか。
SPのノーカンに世界中が言及しているのに、前田は出て来ず吉岡のみが訳のわからない言葉で世間を煙に巻いたつもりなのか。
歌子師匠が君臨出来るのは現五輪大臣のお陰。
いつかは崩壊するでしょうが、ゆづが現役の間に早くお願いしますわ。
マリリンさん、多忙の中、ジャッジの解説をありがとうございます。
「羽生くんが、2位に大差をつけて勝利した」、3年前の私ならそれで、心から勝利を称え、大喜びしたでしょう。しかし、今では、ジャッジにモヤモヤすることばかりです。
このモヤモヤに切り込んでくださった、マリリンさん、ガンディさんに敬意を表します。
選手が苦しい練習を重ね、苦悩の日々を乗り越えて出場した試合。正しいジャッジが行われてこそ、選手の努力が報われるのではないでしょうか。
宇野選手の演技をテレビで見ていて、コンボジャンプで酷く顛倒した時、左上の採点ランプが減点の赤でなく、審議の黄色ランプがついていたことに、なぜ?と思いました。
コンポが抜けたこと、しかも一回目のジャンプが転倒であったこと、これだけでも、技術点、演技構成点は相当下がると思いました。2017年世選、羽生くんはショートでコンポが認められず、転倒無しでも1位のフェルナンデスに12点差をつけられ5位でした。
ところが全日本、羽生くんと鍵山選手は、ノーミスジャンプ、宇野選手は転倒+コンボなしであるのに
技術点 羽生56.21、宇野49.08、鍵山56.04:ノーミスの羽生くんと宇野選手の差は、たった7点。
演技構成点 羽生47.32、宇野46.14、鍵山42.56:完璧な羽生くんと宇野選手との差が1点???
演技構成点内の、スケ―ティングスキルは、羽生9.39、宇野9.32、鍵山8.50:差がないのも変???
マリリンさんが詳しく調べると、特定の方が正しくジャッジしていないようでした。
今回、疑惑採点の方々が、日本スケート連盟の理事だったことを知り、大きなショックを受けました。
スケート連盟には、ジャッジをジャッジする第三者的な組織が必要だと思います。