羽生選手を振り付けた人が当時の思いを語っています。 - 羽生結弦 成功への軌跡

羽生選手を振り付けた人が当時の思いを語っています。


ゆづオンリーファンの皆様、こんばんは(*´ω`*)

デビット・ウイルソンにインタビューした記事ですね。

羽生結弦からの長文メール 振付師がソチ五輪を回想
「彼との仕事は素晴らしかった」


THE ANSWERより1部転載。

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デビッド・ウィルソン氏が羽生との思い出を語った

フィギュアスケートのカナダ人振付師デビッド・ウィルソン氏が、
自身が振付を担当した羽生結弦について語った。
母国放送局「CBC」の番組内でインタビューに応じている。


デビッド・ウィルソン氏といえば、羽生選手のプログラムでは、
2013-14シーズンのフリーの「ロミオとジュリエット」や、
2012-13年の「ノートルダム・ド・パリ」を振り付けたことで
知られています。

羽生選手とデビットの出会いは2012-13シーズンの事でした。

『「ユヅル・ハニュウとソチ五輪の時に2シーズン一緒にやってみて
どうだったか」という質問に対して、彼はこう答えています。

最初に彼の振り付けをしたのは2013年の世界選手権だった。ファントムをやりたがっていた。でも私はすでにパトリックと仕事をしていて、彼はそれをやったことで知られていた。割と最近のことだったし、ユヅとやるのはあんまり心地いいものではなかった。だから少し気まずい状況に置かれていた。だから『出来ない。他の物を探そう』と伝えた。それで見つけたのがノートルダムだった。ファントムとも似た調子の曲だし

記事はさらに2013-14年の五輪シーズンにあったエピソードについても
書かれていました。

彼は何をやりたいか自分の頭の中で持っていた。私もアイディアがあったが、彼は絶対にロミオとジュリエットをやりたいと。私は『あぁ、どうしよう。まただ』ってね。私はすでにサーシャ(・コーエン)でやっていたし、振付師はみんな何度もやっていると思う」

羽生から届いた長文メールの中身「この五輪で優勝したいんだ」

そんな時にウィルソン氏は羽生から長文のメッセージを
受け取ったのだといいます。

彼からとても長いメールをもらった。その内容は、『あなたに言われたことは何でもするから、この曲をお願いだから使って。自分は若いからといって次の五輪まで優勝を待つつもりはない。この五輪で優勝したいんだ』というものだった。こんな力強いスケーターに出会ったことはなかった。だからロミオとジュリエットをやったんだ」

そしてソチ五輪でのフリーで演じ、言葉通り金メダルを獲得した。
ウィルソン氏は羽生と過ごした当時の日々を振り返っている。

「彼とともに働いた2年間は、彼はまだとても若くて、『ジャンプがすべて』というような典型的なシニアに上がったばかりのジュニア選手という部分があった。スタミナにもまだ不安があったから、プログラムを滑り切るのも大変だった。でも彼と仕事をするのは素晴らしいものだった」

その後もエキシビションでの振付に携わっているウィルソン氏。
羽生との日々は思い出深い記憶として残っているようだ。』


このお話は初めて聞きました。
何故、17歳になったばかりの羽生選手に複雑な恋物語である、
「ノートルダムドパリ」を勧めたのか?私にはとても不思議でした。

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しかも、どちらかというとゆづファンの間ではダムパリはあまり、
気に入られていないプログラムの1つになっています。

私もずっとダムパリは「振付がゆづに合っていない」と思って
いましたし、できることなら違う振付師にリメイクしてもらって、
今の羽生結弦が演じるダムパリが見たいと思っています。

それに羽生選手が当時、「オペラ座の怪人」のファントムを
やりたいといっていたのに、デビットはパトリック・チャンと
そのプログラムを一緒に作り上げたことで、羽生選手とは
「できない」と伝えていたなんて…。
ゆづがかわいそうになりました。(*ノωノ)

当時、絶対王者として君臨していたパトリックでしたし、
カナダ人同士でもあったので、こういうお返事は仕方なかった
のかもしれません。

でも、ゆづファンとしてはちょっと複雑な気持ちになるのは
否めません。

しかし、ゆづが中学生の時からいつかやりたいと思っていた
「オペラ座の怪人」は五輪王者となった2014-15シーズンに、
シェイリーン・ボーンとコンビを組み、完成させましたね。

デビットには悪いけど、私個人的にはシェイリーンの振り付けで、
良かった!と思っています。

これは2014年の6月に、新シーズンのフリーはシェイリーンと組む
という発表があったときのツーショットです。

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ソチ五輪という大舞台で何としてもロミオとジュリエットを
演じたいという羽生選手からの長文のメールがデビットの心を
動かしたことは間違いありません。

あの時の羽生選手には、ソチシーズンにロミオとジュリエットを
演じなければならない意味があったのです。

振付師にとっては、過去の多くのスケーターが使用してきた曲を
使いたいといわれると「またか」と思うのかもしれませんけど、
スケーターにとっては、その曲に込めた思いというものがあるはず
なのですから、振付師の経験や感情だけでその申し出を安易に
断ったり、違う曲を進めたりしないでほしいと思いました。

幸いなことに、羽生選手の強い思いが届いて、五輪シーズンで
ロミオとジュリエットを演じることができましたし、羽生選手の
努力があって金メダルを獲得することができました。

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デビットも素晴らしい振付師なのかもしれませんが、やはり
このファントムのことがあって以来、フリーはずっとシェイに
なりましたね。

どうしてもファントムをやりたかった羽生選手は、デビットが
快諾しない以上、振付師を変えるしかないと思ったのかもしれません。

羽生選手の振り付けを行うことになったいきさつを、当時、
シェイリーンがインタビューに答えている記事がありました。

その部分を転載したいと思います。

ユヅの振付を頼む、という電話をブライアンからもらったとき、
どの曲がいいか私に聞いてきたというより、この曲をユヅルが
やりたがっている、という話だったの。

私はそれに反対したくなかった。
なぜならユヅルの意志が強固だったから


ブライアンによると、ユヅは昔からずーっとオペラ座を滑りたかった
というのよ。たぶん本当にこの曲が大好きなのね。
彼は去年もこの曲にしたがったけど(ブライアンたちが)反対して
やめたらしいの。

で、今はオリンピック王者になったんだから何でもできるってわけ(笑)。
この話を聞いて私が気に入ったのは、彼は自分が何をやりたいかについて、
とても強い意志を持っているということ。

このことが、なぜ彼がチャンピオンになれたかを物語っていると思うの。
多くのスケーターはそこまで踏み込まない。
適当なところで妥協するというか、これがしたいとはっきり言わない
ことが多いわ。


だから、選手が自分の望みをはっきり表明した場合には、その選手の
性格がそこに現れるものなのよ。

むしろ、私のユヅへの最大の関心事は、「なぜその曲を?」という
ことだったの。

この曲で何を言いたいの? 今季はこの曲によって、今までまだ見せて
こなかったどんな面を見せたいの?ということだった。

すると彼は、「自分には重さ(weight)があることを見せたい」と
言ってきたのよ。

彼はとても軽やかなスケーターとして知られているわよね。
まるで羽のよう。

無理な力をこめずにとても軽やかに滑っていく選手よ。
だから私は、彼はこの曲で成熟、重さ、スピードといったものを
示したいんだな、と思ったの。

彼の軽やかさを奪うことはできないけど、これらを加えることは
できるわ。

なぜなら、彼はこれまでの人生でさまざまな大きな経験を経て、
成熟してきたんですもの。

このことについての彼の意志はとても強かったし、彼は氷の上で
私に心を開いてくれたわ。

プログラムを作るときは、まず骨格だけ作って、あとでおいしい
ところを足していくものなんだけど、その2度目の振付のセッションの
ときから、彼はどんどんオープンになっていったの。
プログラムの物語や感情に対してオープンになっていったわ。』


たらのフィギュアスケート日記さんより。

フィギュアスケートのプログラムというのは、スケーターと
振付師の共同作業があって初めて完成します。

その振付師との相性もあるのかもしれませんし、曲に関しての
考え方に違いがあれば、一緒に作り上げる作業はうまくいくことは
ないでしょう。

でも、ノッテステラータなどで、その後も振り付けをお願いした
ということは、ゆづとデビットの仲が決して悪いものではない
ことがわかりますね。(^^)/

デビットも今では五輪二連覇の王者となった羽生結弦選手との
共同作業は素晴らしいものだったと回顧しているのですから、
あの当時のことを懐かしく振り返る余裕ができたのでしょう。

デビット・ウイルソン Wikipediaより

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PS:ブログではあまり公にはできませんが、色々な方が、
色々なところで、何とか全日本選手権を中止にすることや、
それが無理なら、無観客で開催することを提案したり要望を
出したりしています。

あまり大勢の人が、スケ連やら長野県などにメールや電話をしたら、
ご迷惑がかかると思うので、先に動いてくださった方が情報を
共有してくださった時は、皆様にも可能な範囲でお伝えしたいと
思っています。

中にはそういう行動をしてくださっている方がたを「余計なことを」
と批判する人がいることも知っています。

でも、私はそういう方がたの努力にとても感謝しています。

人の行動や努力を批判することは簡単です。

しかし、誰かが行わなければ…つまり黙っていれば暗黙の了解に
なってしまうのです。

私たちは羽生選手をはじめとする大切なスケーターの皆さんが、
コロナウイルスの脅威にさらされながら、試合に臨むことをとても
心配しています。

例えスケ連や長野県が私たちの声を反映した決定をしてくれない
にしても、電話やメールなどで思いを伝えることは無駄なことでは
ないと思っています。

自分にできることをして、それでもだめなら仕方ありません。

それでもまだ時間はあるので、できる限りのことをしていこうと
思っています。

勇気ある行動をしてくださっているゆづファンの方がたには、
感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

記事に共感していただけたら応援をよろしく
お願いいたします。
皆様のご支持を心から感謝しております。


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2020-12-10 | Comment(4) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マリリンさん こんばんは〜。
PS でお知らせいただいた件、ありがとうございます。
日本スケート連盟が頑なに有観客で全日本選手権を催行しようとしているのが納得いかず、気をもんでいました。
基礎疾患持ちのゆづくんが出場を強制されたら どうしようと焦りの気持ちがあったり、気持ちを落ち着かせようとしている自分がいます。
実際、昨年の全日本選手権までの強行スケジュール、5週間で3試合でしたね。
宮根さんに「休めないの?」と聞かれて、ゆづくん「休めないんですよ」と返答していましたよね。
ゆづくんは枠取りもメダル取りも充分すぎるほど貢献してきました。
コロナウイルスは罹ってみないと後遺症などはわかりません。
これからの人生のほうが ずう〜っと長いゆづくんには後悔してほしくないのです。
私は皆さんが各方面に声掛けしてくださっていること嬉しく思いました。
これからも マリリンさんのブログ楽しみにしております。
Posted by miki at 2020.12.10 21:34
マリリンさん、ゆづオンリーファンの皆さん、こんにちは!
マリリンさん、大変貴重な記事と色んな情報をありがとうございます。

この振付師デイビットの話はとても興味深く拝読しました。
当時はあまり実績を積んでいない羽生選手にとって不利なことが多かったのですね。
何だか切なくなってきました。それでもソチで優勝するんだという強い意志を貫いて自分が滑りたい曲を最終的にデイビットに振り付けさせたのはやはり、凄いな〜と感心しました。デイビットに関してはマリリンさんと同じ意見です。
しかし、ショーナンバーでは、とても相性が良いようにも思います。特にノッテステラータは最高ですものね。さすが、ゆづの適格な判断力は冴えていますね。

前記事のスパムコメントに関してご説明ありがとうございました。マリリンさんも様々なことに目を見張りながら、ブログ運営されることは並大抵ではありませんね。心から敬意を表したいです。私たちも気をつけていきます。

さて、全日本まで2週間を切りましたが、チケット3次販売だなんて、ちょっと呆れてしまいます。色々問い合わせてくださった方々、ありがとうございます。
今朝、グランプリファイナル、ヨーロッパ選手権も中止が発表されましたね。世界が今深刻なコロナ感染状況にある中で、今もスケ連は同じように競技会を開催しようとしていますが、これから日本もさらに感染拡大が懸念されますから、本当に心配です。

フィギュア歴さんが浅田真央さんのツアーが山梨で中止になったと仰ってましたが、やはり、競技会とアイスショーの違いがあるとも思いますが、それぞれの自治体の判断でもあるのですよね。長野県の判断も羽生選手の判断も、私たちは見守りたいと思います。
そして開催するなら、少なくてもPCR検査の実施をお願いしたいですね。
今日も、ゆづが元気でいい練習ができますように!!
Posted by yukiko at 2020.12.11 10:40
 マリリンさん、オンリーファンの皆さん、今日は。

 デヴィッド・ウイルソンのインタビューを読ませていただいて、色々な思い出が蘇ってきました。

 マリリンさんがおっしゃるように、競技のプログラムでは、あまり相性が良くなかったかもしれませんね。加えて、羽生選手は17・8歳という若さ、少しコンビを組むのが早かったのかもと思います。
 後のノッテステラータや春よ来いの振り付けを見ますと、最高の作品に仕上がっているからです。yukikoさんがおっしゃるように、ウイルソンさんの振り付けは、競技用よりもエキシ用の方が輝きを増すのかなとさえ思います。つまり高難度のジャンプを組み込む羽生選手のプロには不向きかと。でも、今もしこのダムパリを演じてくれたら、最高の演技になるような気がします。あれから8年を経て、羽生選手の演技は益々深みを増していますから。

 でも、私はこのダムパリの曲が大好きで(特に大きなドラム音で盛り上がるところ)、今もよくリピートします。
 特に、2013年の世界選手権で死闘のような演技を見せてくれ、日本人最高位の4位を獲得してソチ五輪の3枠を確保してくれた羽生選手に魅了されています。

 このウイルソンさんについて、先見の明を感じたことがあるんですよ。ソチ五輪前のインタビュー記事を見たことがあります。
「羽生は、ソチで金メダルを取る可能性がある。そして次の平昌でも。」
と、彼は言い切っているのです。あの当時はパトリック一色でしたから以外でした。実際、ウイルソンはパトリックのお抱え振付師でもありましたし。
 これは、お追従ではなく本音だったんだなと改めて思います。

 全日本の開催、しかも3次発売なんて、もう狂気の沙汰以上ですね。呆れて言葉もありません。番宣も意味深な構成です。羽生選手の欠場を考えてか、はっきり全面に押し出せていないイメージもあります。羽生選手には、とにかく自分の健康を一番に考えてほしいです。連盟にもフジテレビにも十分過ぎるぐらい貢献してきましたから。
Posted by フィギュアファン歴37年 at 2020.12.11 11:25
マリリンさんゆづフアンの皆さんこんにちわ。
いつもたくさんの情報ありがとうございます。
スパムコメント知りませんでした、説明ありがとうございました。
全日本、羽生選手の判断を待ちたいと思っています。出ると決めたら全力で応援します。メディアは政府のコロナ対応を批判しているのに全日本には何も言わないのですね、羽生選手が出るかの如く煽っている放送局もあります。
出ても出なくても悪く言われるでしょうね。スケ連無責任の極みであることは間違いないよゆですね。試合に出る選手の宿泊先も自分で用意しなくてはならないとの事。スケ連推しのDさん、Uさん、Kさんの宿泊先はきっちり守られ用意されているのだろかと穿った見方をしてしまいます。
大阪は自衛隊の派遣を要請し受け入れられました。同じ日本でこのようなことが起こっているのに、スケ連前会長さんも、現会長さんも政治家ですよね、他人ごとなのでしょうか。どこを見ているのでしょうか。全日本にゆづ君が出て万が一にもクラスターが起こったらしたらゆづ君の名が矢面に立たされることは目に見えています。
YUKIKOさんが言われるようにゆづ君が元気で練習できていいるといいですね、そうであると信じています。

Posted by tama at 2020.12.11 13:14
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