ゆづオンリーファンの皆様、こんにちは(^O^)
今日は、「Lifeの列伝」の中から、パトリック・チャン選手に
ついて、振り返ってみたいと思います。
「男子シングルの流れを変えた絶対王者」
パトリックは5歳の時にスケートを始めました。
当時師事していたコーチから毎日30分のステップやターン、
滑り方など、スケートの基礎を丁寧に指導されたようです。
2009年と2010年の世界選手権ではまだ4回転を入れていなかった
とはいえ2位になりました。
卓越したスケーティングスキルとフットワークを備えていた
ゆえに、高く評価されたという事でもありました。
でも、2010年のシーズンオフに別のコーチのもとで練習する
ようになると、4回転トゥループを組み込む演技にシフトして
行きました。
4回転がなくとも高い評価を得ていた彼でしたが、4回転を
組み込むことで、10-11シーズンからは4回転と質の高い演技の
両方が求められる方向に男子シングルの流れが変わっていきます。
2011〜2013年の3年間、パトリックは世界選手権で3連覇を
果たします。
カナダ男子悲願の五輪金メダルの期待がかかったソチ五輪でしたが、
直前の13年のGPファイナルで19歳の羽生結弦に敗れたことから、
次第に調子を落としていき、ソチ五輪ではその羽生結弦に敗れ、
無念の銀メダルに終わります。
その翌年のシーズンを休養し、何回目かのコーチ変更を経て、
16-17シーズンにはネイサン・チェンと一緒に練習することも多く、
25歳にして4回転サルコウにチャレンジするようになりました。
2017年のスケートカナダで4位になった後、NHK杯を欠場しますが、
その時の彼は「常にイライラしていてオンアイスでもオフアイスでも
幸せを感じられなかった」と発言しています。
休養したことで気持ちの整理ができたのか、カナダ選手権で
10連覇を果たすと、自身3度目の五輪(平昌五輪)の出場を決めます。
27歳となった平昌五輪では団体戦でショートもフリーも一人で
滑り切り、カナダチームの団体戦金メダルに貢献します。
「みんな一緒に成長してきた仲間だからすごく近しい関係です。
彼らと五輪という最大の舞台で一緒に戦うのは本当に特別な
時間でした」と喜びを語っていました。
「2018年平昌五輪」という記事の中に、優勝したカナダチームの
戦略について記されていたのですが、カナダチームは本気で
金メダルを獲りに来ていたことがわかります。
チームカナダは2017年の世界選手権の時、何人かで集まり、
「団体戦で金メダルを獲ろう!」と話していたそうです。
その裏側には、どのカテゴリーも個人戦では金メダルは難しい
かもしれない、という思いがあったのでしょう。
(ただ、最終的にカナダはアイスダンスが金メダルを獲得しました
けどね。)
しかし1年前に考えた戦略では「勝つためのメンバー選定」をします。
団体戦ではカナダの1番手のみをそろえるという戦略です。
シングルの女子では実力の拮抗しているデールマンと
オズモンドの2人を出場させますが、男子シングルではパトリック
一人が出場しました。
団体戦より個人戦を重視している空気の中、カナダチームは、
全員が全力の演技を見せ、アイスダンスのフリーを待たずに優勝が
決まるという大差で金メダルを獲得することができました。
とても感動したのはモイア選手の次の言葉でした。
「何としてもパトリックに金メダルを獲らせてあげたかった」
このカナダチームの戦略は今後の団体戦での戦い方に影響を
及ぼすものになるかもしれないとライターの方は記していました。
ちなみに日本チームは宇野選手がSPで1位になったものの、
FSを任された田中選手が5位になり、総合でも5位になりました。
シングルに頼ってきた日本の課題は、ペアやアイスダンスの
強化を図ることでしょうね。
パトリックが話した「オリンピックの記憶」という部分が、
ちょっと悲しいというか、でもこれが現実なんだと思わされた
部分でもありました。
(※全文ではありません)
「バンクーバーは夢の舞台だった。カナダ開催だったので、
カナダ人として母国で金メダルを獲りたかった。
そのために不要なプレッシャーをかけてしまった。
ソチも似ていたが違うタイプのプレッシャーだった。
自分は当時の世界チャンピオンで…だから勝たなくちゃならない、
チャンピオンにならなきゃいけないというプレッシャーがあった。
でも、ソチはいい教訓になった。ソチのおかげで成長できて
もっと大人になれた。
スケーターとかアスリートとしての役割を理解できるようになった。
だからこそ、平昌での経験は過去2回と大きく違っていた。
平昌が最高ですね。
自分はもうトップ選手ではなく、前に進み続けている今の男子
シングルではチャンピオンになれないという事実を受け入れざるを
得なかった。でもその中で最善を尽くしたいと思っていた。
結果のことは考えなくていい。自分が目指したことに向かって
エンジョイすればいいんだと理解させれてくれた五輪だった」
引退後、彼は時折アイスショーに出演しながら、バンクーバーで
不動産のビジネスをしているそうです。
カナダのフィギュアスケート界のレジェンドであり、「絶対王者」
として世界に君臨したパトリック・チャン選手の今後の人生に
ご多幸があることを願っています。
つい最近、元アイスダンスの選手の方とご結婚されましたね。
スケートをやっていたからこそ、出会えたパートナーでしょう。
お幸せに。
それではまた。(*´ω`*)
フィギュアスケートLife Extra「男子シングル列伝」
◆オータムクラシック2019 拡大版
テレ朝チャンネル2
9/26 12:00?18:30(390分)
男女シングルの出場全選手の演技を一挙放送。
(会場音のみ)
◆羽生結弦プログラムコンサート再放送のお知らせ。
2020年1月に行われた羽生結弦選手の演技映像とフルオーケストラが融合したイベント「羽生結弦プログラムコンサート」がCSテレ朝チャンネルにて再放送されます。
— 公益財団法人日本スケート連盟 (@skatingjapan) September 2, 2020
9/26(土) 18:30 - 21:00https://t.co/Ho3xp0Bb65#羽生結弦 #フィギュアスケート
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— blue_cosmos (@BluecosmosH) September 15, 2020
<〜GPシリーズ2020開幕直前SP〜>https://t.co/MwqzNwfQqZ
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