都築先生から羽生結弦へと夢は引き継がれていく - 羽生結弦 成功への軌跡

都築先生から羽生結弦へと夢は引き継がれていく


ゆづオンリーファンの皆さま(*^-^*)

都築先生の本は色々と興味深かったです。

私のブログを読んでくださった方が、「買うつもりが
なかったけど、ぜひ買って読んでみたいと思います」
と言ってくださり、とてもうれしく思いました。

今日は最終章、「都築章一郎は三たび語る」からです。

皆さまがお待ちかねの『羽生結弦』に関する部分です。

羽生結弦は1994年、宮城県仙台市に生まれた。フィギュアスケートは4歳で始めた。高い技術と豊な芸術性を誇る選手だ。眉目秀麗で、強い気持ちを持っている。2014年ロシア、ソチ五輪、2018年韓国、平昌五輪で66年ぶりとなる2連覇を達成した。もちろん、絶大な人気を誇る。
彼は日本の成功の象徴であり、証でもある。2018年に、23歳(個人としては、史上最年少)で国民栄誉賞を受賞している。羽生結弦は、都築章一郎の教え子だった。小学校2年生から師事している。2012-13年シーズンに拠点をカナダ、トロントに移すまで、彼らの関係は続いた。カナダに渡ってからも、折に触れ、会っている。例えば、羽生の出演するアイスショーに招かれたりして。』


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『都築奈加子が、笑いながら話す。「初めて結弦君に会ったのは、仙台のリンクでした。父が嬉しそうに紹介してくれました。『この子はオリンピックの金メダルを獲るんだ』って。』…父は真剣でした。固くそう信じていました。ユヅル君がどんなに素晴らしいかを当時から熱心に語っていました。父は、『スケーターとして立派になるには、人として立派で無ければならない』ということを結弦んにも教えていると思うんです。ほんの小さなときからきっと。』

奈加子さんも話しているように、羽生選手がもしも
幼い時に他の先生と出会って過ごしていたら、
今とは少し違っていたかもしれません。

都築は、羽生を精神的にも肉体的にも強い子に育てようとする。まず、基礎を徹底的に教え込んだ。大人に匹敵するくらいの練習を要求した。ちょうど佐野稔の時と同じように…。「佐野の時もそうでしたが、羽生の時は尚更、オリンピックチャンピオンにしたいと思いました。その思いを彼に託したのです。羽生は期待に応え、よくついてきてくれたと思います。(中略)羽生にはジャンプのテイクオフを、しつこいほどやらせました。将来、美しいジャンプを跳べるようにするためです。

都築先生の教えのおかげで、羽生選手は基礎がしっかり
できており、ジャンプのテイクオフも正確なのですね。
やはり幼い時、誰に教わるかはとても重要なことだと
思いました。

順調にソチ五輪代表候補に育っていたある時、未曾有の
災害が起きました。

『羽生結弦も、被災者になった。「羽生は仙台に強いこだわりを持っておりました。プライドでもあったと思います。それが壊されてしまった。どんなに辛かったか。私は彼がスケートをやめてしまうのではないかと危惧していました」』

そして4月になって、羽生家から都築先生のところに
電話が入ります。羽生選手を横浜で練習をさせてもらえないか」
という依頼の電話でした。都築先生はもちろん、引き受けます。

「電話からひと月くらいで、羽生はこちらへ出てきました。ご両親も一緒でした。様子を見て驚きました。結弦は完全に打ちのめされていました。こんなに傷ついて、スケートを続けていけるのかと心配しました。無理じゃないかとも思いました。そのくらいのダメージでした。
再起に向けて指導を始めたものの、半年くらいは悩みました。結弦にどんなサポートをしてやれるのか。何が一番効果的なのか、そればかりを考えて過ごしました。」

仙台が結弦を支えていました。仙台をとても愛していて、絶対に離れたくないと言っていました。ただ、ご両親は将来について考えておいででした。仙台に残るか、新しい環境か。正式な相談を受けたのもこのころです。今後の指導を私と長久保先生に託したいという申し出でした。』

この話は初めて聞いた気がします。
横浜で練習をしている時に、今後のことを都築先生と
長久保先生にゆだねたいという依頼が、羽生家からあったとは。

その後の羽生の動向、活躍は周知のとおりである。「ソチの金メダルも平昌の金メダルも本当にうれしいものでした。羽生には何度も『ありがとう』を言いました。いくら感謝してもしきれない思いでいます。コーチとして、オリンピックの金メダルほど欲しいものはありません。
私は幸せ者です。これまでのスケート人生で一番のことでした」


2連覇達成の快挙は、当たりまえだが状況を一変させた。羽生への尊敬はさらに深くなった。そこかしこにあふれている。多くの人々にとって、彼の存在は純粋な喜びなのだ。例えば、羽生が敬愛するプルシェンコの愛息アレクサンドル・プルシェンコもそうだ。ユヅルの美しいスケートに憧れている。また、羽生を起点とするフィギュアスケートブームは国内で爆発している。客席は常に熱狂的に、愛をもって、選手たちを鼓舞する。…こうした状況を一時的な現象にしてはならないと思う。ある意味ここからが勝負だ。日本のフィギュアスケートを文化に高められる機会が来ている。逃してはならない。実際、羽生はそれを強く望み、公言している。「フィギュアスケートを文化にしたい」。そして都築は考えている。「羽生結弦にならそれができる。」』

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都築先生から羽生結弦へと、夢は引き継がれていきました。

羽生結弦のおかげで、確かに羽生選手見たさに、彼が出る
アイスショーや試合は、観賞したくても中々チケットを
獲ることができません。

ひとりのスーパースターがいるおかげで、フィギュア
スケート自体に興味を持つようになった人も大勢います。

この状況を一時的なものにならないようにすることは、
本当であれば、日本のスケート連盟が考え、努力して
いかなければならないことだと思います。

しかし、都築先生の想いを受け継ぎ、果たせるのは
羽生結弦しかいないように思います。

羽生結弦はきっと、現役を退いた後に壮大な目的を
成し遂げるべく、努力していくことでしょう。

今の腐敗しきった古い体制のスケート連盟も、羽生結弦
なら改革できるかもしれません。

羽生結弦が関われば…の話ですけど。

この本の中にはまだまだ、ご紹介したいところが
たくさんありますが、紹介しきれなかった部分は
是非、ご自身で読まれて欲しいと思います。

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羽生結弦を生んだ男 都築章一郎の道程
宇都宮 直子 (著)


PS:うちの冷蔵庫が壊れたという話をしたら、
皆さまのご家庭の電化製品のお話も教えて頂き、
コメントを読むたびに笑ってしまいました。( *´艸`)

皆さん、けっこう、古い電化製品を頑張って使って
いらっしゃるのですね。

テレビがいきなり壊れた方もいれば、20年以上年経った
ガス台をまだ使っていらっしゃる方もいましたね。

うちの冷蔵庫は、私が千葉県に引っ越す前から使って
いたので、かれこれ25年以上30年未満だったと思います。

いつかは壊れるものだとは覚悟していましたが、
本当に壊れてしまうと、やはりショックでしたね。

でも、新しいものが来るとやっぱり新しいものは
機能も良くなり、うれしいものです^^

今後はこの冷蔵庫を、大切に使っていこうと思います。

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2020-01-28 | Comment(3) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マリリンさん、ゆづオンリーファンの皆さん、こんばんは!
夜勤明けの日にお疲れのところ、早速、最終章のご紹介ありがとうございました。

マリリンさんの語りかけるような本のご紹介、もう本当に引き込まれました。
マリリンさん、最高!! 
こんなに丁寧に詳細に内容を教えて下さり、何度も何度も噛み締めて拝読しました。
今まで語られたことのない、あっと驚くようなフィギュア界の深い部分にまで踏み込んで下さった画期的な本ですね。凄い本です!! 
初めて知る内容も多く、如何にフィギュア界のために貢献して下さったのかと感激します。それに比べ、スケ連の無能さにはつくづく呆れるばかりです・・
ご自身の夢を註カ選手に託し、すべての力を注ぎ込んで下さったんですね! 
よくぞ註カ選手を育ててくださったと都築先生には心から感謝したいです。そしてそれを見事に叶えた註カ選手の凄さ!! お二人の絆の強さに圧倒されます。

ゆづはきっと都築先生から託された思いを叶えてくれるでしょう! 
都築先生を初め、沢山のコーチ、タラソワさんなど、こんなにも沢山の人から愛されている註カ選手、だからこそ、どんな困難も乗り越えてきたのですね!
感動しすぎて、うまく言葉にできないですが、マリリンさん、本当にありがとうございました。
ピカピカの冷蔵庫、良かったですね〜 やっと安心ですね!
Posted by yukiko at 2020.01.28 23:16
マリリンさん、ゆづオンリーファンの皆さん、こんばんは(*^-^*)

都築先生の本の紹介、ありがとうございます。マリリンさんのご苦労に感謝しています。
都築先生とバックヤードで抱き合う羽生くんの嬉しい顔、幼い頃に戻ったような、忘れられない素敵な笑顔。
最終章『スケーターとして立派になるには、人として立派で無ければならない』と指導する都築先生に感銘を受けました。都築先生からよい影響を受け、今の羽生くんがいるのだと思いました。
50年以上にわたり日本フィギュアスケートの発展に貢献してきた、都築先生の功績は素晴らしいです。都築先生のフィギュアスケートへの愛は、言葉では言い表せないほど深く強いものです。
それを引き継いでいけるのは、羽生くんしかいないと思いました。「あと三年は待ってください」この言葉に強い意志と愛を感じています。

残念ながら、スケート連盟には、愛が感じられません。
昔も今もその存在に疑問ばかり浮かんできます。
ソチOPでは、禁酒の選手村で酒盛りし、恥ずかしい行為、消えていません。克明に残されています。
また、特定選手への贔屓は続き、珍バイトの件は未だ明らかにしていませんね。
ファンファーストとは掛け声だけ、不正と思える採点のもやもやを残したまま。
世界に誇るワールドスーパースターが日本にいるというのに、とても残念に思います。

さあ、もうすぐ四大陸。応援しましょう。
羽生選手が健康で順調に調整ができますようにと、祈っています。
Posted by なおポン at 2020.01.29 20:40
マリリンさんゆづオンリーファンの皆様こんばんは

 この間四日市の宮脇書店に行って都築先生の本を探してみましたが、この店舗には未入荷でした。本ならなんでも揃うとコピーしてる書店なのに残念なカンジ。なのでマリリンさんの記事はありがたいです。益々欲しくなりました。違う書店で探してみます。

 もうすぐ娘が卒業記念旅行で台湾に行きます。コロナウイルスが心配です。果たして無事帰国出来るのでしょうか?

 名古屋で感染者が出て、直ぐにうちらにも来そうと思ってたら三重県でも1人感染者が。ヤバイです。皆様もマスク着用してお気を付け下さいね。
Posted by えりえり at 2020.01.31 19:53
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