2014,年と2015年のファイナルを見て。 - 羽生結弦 成功への軌跡

2014,年と2015年のファイナルを見て。

ゆづオンリーファンの皆さま、こんにちは。

今日も引き続き、CSテレ朝2で一挙放送されている
過去のGPFをお伝えしたいと思います。

(お借りしている動画自体はテレ朝2で流している
ものではありません。)

午前中は2014年の男女SP、FSでした。

https://youtu.be/mFU1_ZzB5VQ


この年はソチ五輪で金メダルを獲った後のシーズンで、
初戦であるフィンランディア杯を腰痛のため欠場し、
GPSの初戦、中国杯ではハンヤンとの衝突事故があり、
その後のNHK杯では4位となり、ギリギリでつかんだ
ファイナルの切符でした。

スペインバルセロナで開かれたこの大会での一番の
注目はやはりオリンピックチャンピオンであり、
様々な困難を克服してきた羽生選手でした。

一番滑走でしたが、見事な復活の滑りで94点という、
ハイスコアで、SPトップに立ちました。

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スペインだというのに会場には日本から応援にきた
ファンがたくさんいました。ゆづの人気が世界的に
なった年ですね。

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フリーはオペラ座の怪人でした。
それまで綺麗に決まらなかった4Sをクリーンに
美しく着氷し、会場が沸きました。

https://youtu.be/MVlThcYzaRE


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男子の結果は優勝が羽生結弦選手。連覇達成です。
2位が地元スペインのハビエル・フェルナンデス。
3位にロシアのイケメン、セルゲイ・ボロノフでした。

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やっぱり町田さんは最下位でしたね(^^;
日本人が3人出ていたのに一人だけしか表彰台に
上がれなかったのは残念なことです。

ちなみに女子は以下の通りです。
日本女子は本当ならファイナルに進めるひとは
いなかったのですが、この年はグレイシー・Gが
棄権したため、繰り上げで本郷理華選手が出場しました。

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そして15:00からは2015年のファイナルです。
この年ももちろん、一番の注目を浴びたのは、
ファイナルの直前のNHK杯で322点という世界最高
得点をたたき出した羽生結弦選手でした。

https://youtu.be/3yv8yY67uMU


進化と成長を続ける羽生結弦選手がさらに世界記録を
更新するのではないかと期待されていましたので、
ゆづにとっては相当なプレッシャーがあったと思います。

しかし、その期待に応えるようにSPでもノーミス、
再び世界最高得点を更新しました。

yudu2781.png

SPの演技後、ゆづが次に滑るハビにキスクラから
声をかけるとハビもそれに応えていました。

オーサーはゆづの後にすぐハビエルのところに
行かなければならなかったので、忙しそうでしたね。

そしてあの伝説のフリーです。
世界最高得点を再び更新する、見事な演技でした。
330点は新採点ルールになっても未だ破られては
いません。

https://youtu.be/010SCCcZeAE


yudu2807.png

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2015年も同じスペインですけど、やはり会場は
2014年以上の盛り上がりでした。

羽生結弦選手が出る試合は、海外であってもチケットは
速攻完売になるという人気の高さです。

日本のフィギュアスケーターでここまですごい
人気の選手はいなかったし、これからもおそらく
ゆづの人気を超える人は出てこないでしょう。

2015年の結果は以下の通りです。
中国のボーヤン君もシニアデビューした年に
ファイナル進出を決め、素晴らしかったですね。

まだ、振り付けもジャンプもスケーティングも
どこかジュニアっぽい印象ですが、アクセル以外の
ジャンプでは、最高難度の4Lzをコンビネーションで
決めてくるとは、何て恐ろしい選手だろうと思いました。

yudu251.png

この年も日本人選手は3人、ファイナルに進出しました。
ただ、グランプリシリーズ2戦SP、FSを戦ったのは
羽生選手とハビエルとボーヤンだけで、残りの3名は
当時、フランスでテロがあった影響でフリーが中止になり、
ショートの順位がそのままポイントに換算されての、
ファイナル進出となりました。

それでも、村上選手にとっては初めてファイナルに
出場できたので、良かったと思いました。
スケートカナダで羽生、パトリックと闘っての3位
でしたから、とても立派だったと思います。

パトリックも1年休養して復帰のシーズンでしたから、
ファイナル進出はさすがでした。

この年、女子はロシアのメドベージェワがシニア
デビューした年で初めてファイナルに進出、優勝する
という快挙を達成。宮原選手は2位になりました。

yudu252.png

女子の結果は以下の通りです。
復帰を果たした浅田選手でしたが、最下位に終わりました。

yudu253.png

女子の高得点化が加速したのもメドベージェワが
シニアに上がってきてからのような気がします。
220点越えという、当時では凄い高得点で、200点を
超えただけではもはや優勝できなくなるという、
凄まじい時代になりました。

こうして振り返ると、4〜5年前に活躍した選手の
多くが現役を引退していることがわかります。

そんな中でも、ソチ五輪、平昌五輪を連覇した
羽生選手が今でもトップで闘い、結果を残し続けて
いるということは、本当にすごいことなんだと、
改めて感動しましたし、その偉大さに驚くばかりです。

久しぶりに懐かしい、ハビ・ゆづの競演を見て思ったのは、
ハビとゆづはライバルでありながら良い関係を保ちつつ、
同じコーチのもとで切磋琢磨してきた、とても素晴らしい
選手たちだという事です。

古い話ですが以前、日本の織田選手が高橋大輔選手と
同じコーチ(ニコライ・モロゾフ)に師事することに
なった時、高橋選手は「ライバルと一緒のコーチと
いうのはできない。自分に集中してもらいたい」。

つまり、ほかの選手と掛け持ちで指導を受けるくらいなら、
新スタッフを迎えた方がいいと、決心した。」という理由で
モロゾフとの契約を解消したということがありました。

2008年5月の日刊スポーツより。

それが悪いとは思わないし、自分が先に教えてもらって
いたのに、という思いもあるでしょうから、嫌だと思う
気持ちは分からなくはありません。

そう思うのは自然なのかもしれません。

ただ、ハビエルのように国は違ってもライバル選手が
自分と同じコーチの指導を仰ぐことを受け入れたことで、
自分にとっても良い結果になることだってあるわけです。

ゆづとハビは2012年以降の6年間、互いに刺激しあい、
相手の良いところを見て学ぶことにより、世界で1位2位を
常に争うまでに成長していきました。

あえて同じコーチのもとでライバル同士がしのぎを削る
というのもお互いが成熟した大人であるなら、良い方向に
進むこともあるという良い例ではないでしょうか。

あのモロゾフという男にも相当問題はあると思いますが、
それをさておいても、身近に強い競争相手がいるのは、
マイナスなことばかりではないはずです。

まぁ…それができなかったから彼はゆづやハビのように
世界の1になることはなかったのでしょうけどね。

ゆづもハビも、そしてオーサーもとてもいい関係で、
いてくれたことが私はとてもうれしいですし、これからも
ずっとそうであってほしいと思います。

明日は2016年のファイナルの放送があります。
SPはレッツゴークレイジー、FSはホプレガですね^^
4連覇した試合なのに、ちょっとフリーでミスがあった
大会ですので、見るのが少し辛いのですが、それでも
4連覇という偉業を達成したことには変わりません。
明日も見ようと思います。

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2019-05-03 | Comment(5) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マリリンさん、オンリーファンの皆さん、今晩は。

 マリリンさんのお陰で、2014年から2015年のユヅの生き様が、鮮やかに蘇ってきました。そんなに昔ではないのに、平昌五輪前後の活躍やそれに伴うニュースの量がすごかったため、ずいぶん前のように感じます。でも、しっかり目に焼き付いていますよね。ユヅの演技はどれ一つ駄作がありませんものね。

 外国での試合は、時差のため録画の放送になるというのに、ユヅが出る試合はいつも視聴率が高かったですよね。特に2015年のファイナルは、当時大人気の『下町ロケット』を超えたと大きな話題になったことを思い出します。ユヅは視聴率を持っていると盛んに言われるようになりました。今ももちろんその状況は続いていて、今回の世選は正に視聴率男の真骨頂でした。ファンとしてとても誇らしかったです。

 ところで、昨日マリリンさんが書いておられたように、町田選手は本当に安定していない選手だったのですね。ファイナルは3回出場しているけど、全て最下位。しかもかなりひどい得点です。不思議な選手ですよね。極端にいい点数の時もたまにありましたが、2014の世界選手権が彼の絶頂期だったのでしょう。それにしては、解説での物言いがド勘違いのような、、、

 高橋・織田両選手のコーチを巡る確執は、当時よく耳にしていました。しかし、このニッカンの記事を読むと、完全に高橋寄りですね。織田さんが悪者扱いされています。マネージャーの井原が出てくるところまでセット。何をかいわんやです。
 織田さんはその前に辛い時期を過ごしましたよね。私は当時もいぶかしく思っていました。バイクによる飲酒運転でした。と言ってもそれほどのことだろうかと当時思ったものです。皆につるし上げられた形で、長期間出場停止になりました。当時、誰かが密告しなければこんな話にはならない、、、おかしい、、、彼ははめられた、、、と色々な噂を耳にしました。でも、やらかしたのは織田さんだから、彼は潔く法に従いました。
 その後のこのニュース。織田さん側も思う所が大いにあったと思います。トリノ五輪の代表決定でも、あんなひどい目に合った織田さんです。同時期にこの出戻りのような卑怯な選手がいなければ、彼はこんなに苦労することはなかったでしょう。

 この二人の差は、育ちの良さ悪さです。でも世の中、育ちが悪い方が何かと要領がよく勝つんですよね。

 出戻りは、今では織田さんを親友のように言いますが、それは心の広い自分を表向きにアピールしているだけで、織田さんが心から彼を信頼しているとは思えません。うまく付き合っているという感じです。
 織田さんは、タレントに転身してから、ユヅとの仲良し売りをしてきました。もちろん、そこに彼の打算はあると思いますが、ユヅに対して温かい支援をしてくれていたことは間違いないと思います。それで彼は益々仕事を増やしました。これは織田さんの狙いがピタリと当たったとも言えます。ユヅとはウインウインの関係です。。ユヅを褒め称えるスタンスでずっと来ていますから、ユヅファンからの信頼は厚いものがあります。
 ここが、読み間違えた小塚と町田との違いでしょう。

 マリリンさんがおっしゃるように、ユヅとハビの関係は奇跡ですね。アスリートとして立派な心根を持つ二人だからこそ成立し得た関係でしょうね。しかも遠い外国の地で。ユヅのスケールの大きさはこんな所にも表れています。普通の弱い選手は逃げ帰るでしょう。

 いずれにしても、マリリンさんの記事を読ませていただいて、こんな魑魅魍魎な世界をユヅは健気に強く生き抜いたものだと、改めて感慨深いものがあります。
 そして彼を支えるご家族の深い愛情に心を打たれます。どうかこのご家族が邪悪な物の怪から傷つけられることが決してありませんように。
Posted by フィギュアファン歴35年 at 2019.05.03 22:08
マリリンさん、皆さん、こんばんは。

この年は五輪から始まり精神的にも肉体的にもいろいろあった年でもありました。強運にも6番目の最後の枠で進出を決めましたがオーサーは本当は辞退して休養し全日本と世界選手権に向けて備えた方がいいと考えていたようです。ゆづが全力で戦おうと気持ちが高ぶっていたので、ファイナルまでの間にオーサーが出したハードな練習メニューをこなして二連覇達成しました。
すべての不安を消し去った試合で圧勝でした。
でもこのころから腹痛を抱えていて全日本の前には血がだらだら、膿も吹き出しそれでも処置して全日本に出て・(本に書いていました)
どんだけ辛抱強い人なのか・・・泣
最後のジャンプで転倒した時笑っていましたよね。
滑べれることの幸せを感じていたのだと思います。
町田氏に関しては早稲田大学大学院に合格していたのでモチベーションも下がっていたのでしょう!
2015年はNHK杯に続き330点台、PCSもTESもほぼマックス。
二週間後に世界最高点を塗り替え、すごすぎて興奮してしまいました

マリリンさんが書いておられた高橋選手と織田君を巻き込んだモロゾフコーチ。織田君についたもののコミュニケーション不足で解消(らしい)織田君二人に振り回されたのでよかったのではないですか。とにかく、高橋選手は独占力が強そうだしね。ソチの前にまたモロゾフさんとひっついちゃったね・・ww



Posted by トミ at 2019.05.03 23:35
こんばんは!

2015年の分が放送されている時には家に居たので生で見ました。何と言ってもあのプレッシャーの中、よくあれだけの演技が出来たなぁと。特にFS、ハビのあとで会場のあの雰囲気の中、よく落ち着いてベストパフォーマンスが出来ました。羽生くんはやっぱりただ者じゃない。そしてこの時のPCSが最高だったのかなぁ。この後はノーミスホプレガ、バラ1でもこれだけ出なかった。(-"-)

2014も2015も当時、早朝に起きてライスト観戦したのでした。思い出すわ〜。
Posted by しま at 2019.05.04 00:52
マリリンさん、ゆづオンリーファンの皆さん、こんにちは!

マリリンさん、連休中にかかわらず、毎日のブログ更新お疲れ様です。そして当時の状況などを詳しく教えていただき、ありがとうございます。
上げてくださった動画を観ては当時、感動に震えたことを思い出しています。 私にとってもファイナルではこの2試合が特に印象に残っています。何と言ってもあの中国での衝突事故の後の2014年ファイナルは涙、涙でした。あれほど、事故のことがTVで大きく取り上げられ、批判の的に晒されていたのに、このファイナルでの優勝はすべてを打ち消してくれましたね! 爽快でした。こういうところがゆづは並の選手ではないと納得させられますね〜 
そして、2015年の世界歴代最高点更新という金字塔を打ち立てたことは永遠に語り継がれるでしょう。わずか2週間で記録更新って誰もが度肝を抜かれたと思います。この2つの演技が平昌につながっていくんですね〜 しまちゃんも言ってらっしゃいますが、この時のPCSは最も高かったんですね! この後から、ゆづにはジャッジがかなり厳しくなってきたような・・・ 当時、何度演技をリピしたことでしょう。
マリリンさんの仰るとおり、ゆづが今も結果を残し続けているということ自体、今までの選手ではあり得ないことだったと思います。
選手同士の色んなエピソードを聞くに付け、ハビとの関係は奇跡のようで、2人が互いにリスペクトし合い、切磋琢磨しながらスケートを続けてきたことが、どれだけすごいことか! 今、ゆづもハビがいない、新たな環境でどうなんだろう?って少し気になるのも事実です。
怪我のため、4連覇で止まってしまったけど、それだけ、全力でスケートに向き合っているアスリートはギリギリのところで戦っているんだな〜と痛感させられます。
どうか、新シーズンは怪我がなく、順調に自分の思い描くスケートができますように!!
Posted by yukiko at 2019.05.04 10:47
マリリンさんゆづオンリーファンの皆様こんばんは

 大大大好き💛な2015年のGPF。NHK杯も圧巻だったのに、更にファイナルで世界最高得点の更新、もう興奮して感動して全日本までを過ごしていたことを覚えています。今でも平昌OPのと1位2位を決められない位好きな映像です。

 DVDは2015年のNHK杯からしか手持ちは無いので、2014年も私には羨ましいお宝映像です。ファントム衣装凄く素敵で大好きですし。

 そういえば思い出したことが。世界最高得点に興奮と感動しすぎてあの頃やたら採点表を書き写してました。スケジュール帳用、保存用と下書きして清書して。これ以上なんてもう出ることは中々ないと、人の出せる最高点だと思い、書き写さずにはいられませんでした。懐かしいな〜。
Posted by えりえり at 2019.05.05 00:12
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