今回ご紹介する記事は、こちらの雑誌のなかにある、
「スケートにささげた青春」です。
number プラス2013年12月号。
numberweb
先日、ブックオフで買ってきた「古本」ですが、
状態もよく、キレイでした。
表紙はゆづではありませんが、中身はわりと
良かったです。
最初の方は、大輔さんのドアップが多くて、
ちょっと暑苦しさがありましたが。
裏表紙の方がステキでした。
五輪シーズンの決意を語る。
『羽生結弦 スケートにささげた青春」
文・野口美恵
※2013年の12月号なので、五輪というのは、
ソチ五輪のことです。
『何が彼をそこまで駆り立てるのか。
18歳の青年は日本を離れ、24時間、365日、
生活のすべてをフィギュアスケートにささげる。
羽生結弦の青春は、五輪でどのように結実するのだろう。
カナダ東部の大都市トロント。
10月ともなると朝は氷点下になり、羽生結弦の
生まれ育った仙台より厳しい寒さだ。
市内随一のスケートクラブ、クリケットクラブへ
留学して1年半。電車とバスの乗換駅には小さな
コーヒーショップがあある程度で寄り道する場所はない。
母親と2人暮らし、現地に日本人の友人もいない。
日課は、帰宅してからのインターネットのチェック。
ライバルのパトリック・チャンや高橋大輔のジャンプを研究し、
また自分のことを書いた記事を見つけて一喜一憂する。
羽生をほめる記事だけでなく、中傷記事で傷つく
ときもあるが、それさえ18歳の若者には興味津々なのだ。
そんな羽生にコーチのブライアンは言う。
「テレビやネットやら、いろいろと気にしすぎだ。
ネットの書き込みなんて読んじゃいけない。
ひどいことを書く人もいて、焦るだけだ」
しかし時間さえあれば、スケートのことを考えていたいのだ。
研究熱心で、練習をさぼったこともなく、ワーカホリックそのもの。
五輪シーズンは、羽生の気合をオーサーがどう、
手綱さばきをするかが重要になりそうだ。
羽生と1シーズンを過ごし、オーサーは気づいたことが
あるという。
「ヨナやハビエル、ユヅルを見てきて、僕なりにつかんだ
メソッドは選手を尊重すること。
個性も違えば力を発揮するシチュエーションも違う。
ユヅルは自分の世界にこもりがちで、責任感が強すぎるときがある。
身体的に、精神的にこの五輪シーズンを最後まで駆け抜けられるよう、
彼の性格に合った環境を作る必要がある。」
羽生とオーサーが長い話し合いの場を持ったのは、
昨季(2013年3月)の世界選手権後だった。
昨季の前半は、ショートで世界歴代最高点を
マークして絶好調。
ところが後半は得意のショートでミスが目立ち、
世界選手権は4位に終わった。
その原因は、精神面と体力面だとオーサーは指摘した。
「鍋の湯を想像してほしい。普段は弱火で温め、
いざ熱湯が必要になったら強火で沸騰させる。
これが正しいモチベーションのコントロール。
でもユヅルの場合は毎日、朝から晩まで沸騰していて、
試合の頃には蒸発してカラカラになっているんだ。
昨春トロントに来て、すごいやる気で練習し、シーズン
前半にピークがきて、後半はそれが仇となった。」
体力面は、本人も痛感していた。
怪我をしない強靭な体が作れていなかったことと
スタミナ不足だ。
羽生は言う。
「一番大事な試合の前に怪我をしてしまった。
準備が足りなかったってこと。五輪の前に経験できて、
課題が見つかったのはよかった。」
オフの課題は、まず体力強化となった。
担当は、オーサーの右腕であるトレーシー。
単なる基礎トレーニングでは羽生が満足しないことを
見抜き、実戦向きのスケーティングを5月から行った。
「プログラムでの体と呼吸のタイミングを習いました。
テンポの早い動きでも酸素を吸うとか、プログラムのどこで
呼吸するとか。
体力が余っている時はパワーを無駄遣いせず、
疲れたときには力を抜いてスピードを出す。
4分半を滑り切るための呼吸法があって、トレーシーが
ホントに上手なんです。」
羽生は、フリーの後半になるとスピンやステップで
転ぶことがあり、これは正しい呼吸をしていないために
無駄な動きで疲れるのだが一因だった。
つまり体力を無駄に使わないという練習を行ったのだ。
また、けが防止のため、膝周りの金力を鍛えた。
風邪で1週間滑れなかった程度で膝を痛めたのは
絶対的に筋力が弱いからだ。
そこでトレーシーが横につき、ダンベルをもって
スケーティングする練習を繰り返した。
これが相当厳しいらしく、羽生は言う。
「あのリンクで、トレーシーが一番、男です。
きついことを平気な顔してやらせる」
一方、精神面の改善では、オーサーと羽生は
主張をぶつけ合った。
若く研究熱心で自ら戦略を立てたい羽生と、
2度の五輪メダリストのオーサー。
傍から見ればオーサーの意見が正しいように感じるが、
羽生の意見をなるべく生かすことが重要だとオーサーは考える。
「今はお互いの信頼関係を築く必要がある。
そのためにはユヅルの考えを理解して、受け止めることが大事だ。
コーチに奇策は必要ない。僕はただ、ポジティブであればいい」
プログラム選びは紆余曲折があった。』
後半は次回に書き起こしたいと思います。
3年前のゆづとオーサーの関係。
お互いに理解しあえるまで、大変だったと思います。
それにしてもゆづってホントにまじめ過ぎるくらい、
真面目で一生懸命なんですね。
オーサーの言うたとえがとても分かりやすかったです。
「ユヅルの場合は毎日、朝から晩まで沸騰していて、
試合の頃には蒸発してカラカラになっているんだ。」
絶対に五輪で金を獲ってやるという、当時18歳の
血気盛んな若者だったゆづの、意気込みを感じました。
その高いモチベーションは3年たった今も変わっては
居ないと思いますが、変わったのは「五輪チャンピオン」
として次の五輪迎えること。
遊びたい盛りも、楽しい高校生時代もすべて、
スケートにささげてきた羽生選手。
いかにカナダでの生活が「スケート漬け」かも、
よく知ることができた記事でした。
後半もゆづらしい、一生懸命さがよくわかる
内容でしたので、楽しみにしてください。(*^-^*)
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こんばんは〜
いつもありがとうございます
ホント、表紙より裏表紙の方が百倍いいです(^ ^)
もう、無理やり左めくりで裏表紙から読みましょう 笑
ゆづ君、やはり中傷記事を目にしてたんですね〜ヽ(´o`;
私も時々、表紙の方や表紙の方と同じ事務所の方に辛口コメントをすることがありますが、前者のファンの方の中には、人としてどうなの?という常識を遙かに逸脱したレベルのユーモアも救いもないようなコメントをなさる方がいますから…>_<
ゆづ君に見せたくなかったわ…
だからかな、いつだったかしら?「萬人にいいと思って貰えるような演技をしたい…」という主旨のコメントをゆづ君がしていた事があって、その伏線が>_<な記事だったりするのかなとその時思ったものです
でも、そんな読むに値しない記事とは比べようもないくらいの、途方もないくらいの称賛がゆづ君には届いて、勇気や力になっていますね…(^ ^)
ライバル達がどんな構成のクワドを跳ぼうとも、ゆづ君は怪我さえ完治していたら圧倒的な強さで優勝するでしょう
どうか、足の神様、ゆづ君の足をお守り下さいませ
そして、砂漠の渇きに堪えた、たくさんのゆづ君ファンのもとにチケットが届き、ゆづ君のさらなる力となれますように
またまたブックオフで、良い雑誌を見つけてきましたね。
私がまだゆづ君のファンで無い頃の雑誌など、もう知ることも出来ないと思っていました。
こうやってマリリンさんが詳細記事をUPしてくださるおかげで、
当時の様子を知ることができて、感謝です!
>遊びたい盛りも、楽しい高校生時代もすべて、
スケートにささげてきた羽生選手。
いかにカナダでの生活が「スケート漬け」かも、
よく知ることができた記事でした。<
まさしく・・・・・・なんだか切なくなる感じ。
今回、8月初旬でも足の治療していたと、どこかの記事で読みました。完治しているわけじゃないようですね。
ライバルたちはレベルアップを企てて特訓している中、ゆづ君の怪我や欠場をラッキーと思うスケーターはいっぱいいるでしょうね。
どうか、神様お守りください、と祈ってしまいます。
マリリンさんは、本を読むのが、お得意な方ですね。本が好きな 方は、読みたい本を 見つけるのも お上手です。
私は、間逆で、本を読むのも、駄目ですけど、見つけるなんて、至難の業。 ゆづファンになってからは、ゆづ本だけ、どんどん 増えていますけど。
マリリンさんが、ブログに載せて下さる 色々なゆづ本の 紹介は、とても興味深いですし、なるほど〜と、知識が 豊富になり 嬉しいです。
2013 12月の本、よくありましたし、まだまだ、オリンピック前の ゆづですから、注目度も、今ほどでは 無いにも かかわらず、これだけ ゆづを取り上げてあり、凄いです。
本当に 表紙は、おいて置いて。。。裏表紙は 本当に素敵!
オリンピック前の ゆづのスケートへの 取り組み方や、ブライアンとの、かかわりが、良く分かりますね。
いつもいつも、100パーセント全力で、取り組み練習する ゆづだから、朝から晩まで、沸騰しているのでしょうね。
真面目なゆづ らしいですね。
今は、その辺は ブライアンはじめ、きっと周りが上手く、 調整してくれて、本番で 最高に 沸騰出来るように なっているのでしょうか?
この頃 いまいちだった、ケガをしない強靭な体力作り、スタミナの強化、は、大丈夫なのでしょうか?
怪我をしない 体力作り、とは、どうしたらいいのでしょうか?
いつでも、怪我とお友達の ゆづだから、これさえ克服出来たら、何も、誰も、怖いものは無い! ゆづです。
スケートをする時の、呼吸も大事。なのですね。知らなかった〜。
ダンベル持って、筋力を鍛える スケーティング。男のトレーシー(笑い)の、特訓ですね。 凄いですね。
世界一になる、と言う事は、半端な努力ではない訳で、、、しかも、世界一ゆづを、どんどん追いかける選手たちも いるし。
大変過ぎて、凄すぎて、ファンも胸が 苦しいですね。
マリリンさんの 最後の言葉
「高いモチベーションは、今も変わっていない。変わったのは、五輪チャンピオンとして 次の五輪を迎えることだ。」
全く、その通りなのです。
もう、どうしよう〜。体調や怪我が心配だし。ゆづの、はかり知れないプレッシャーを思うと、どうしょうもなくて、部屋の中を走り回りたくなります。落ち着けるかも。。。?
プレッシャーを力に変える と言う ゆづを信じて、ひたすら応援する!
一人じゃない、マリリンブログファンのお仲間、全国のゆづ応援ファンがいる。
ゆづが、歩んで来た練習の道を 信じて まずは、今期の試合。そして、五輪王者の肩書きを、引っさげて望むピョンチャン。
私たちファンも、応援と言う形で、しっかりゆづを、支えていかなくては!
2013の雑誌の 紹介から とんでもないパワーを、いただけました。有難うございました〜。
こんなに良い記事と写真が載った本がブックオフで売られていたのですね。誰かがまとめてフィギュア雑誌放出したのかしらん。たくさん置いてたのでしょ。でもすぐに売れてしまうでしょうけど。マリリンさんは良いタイミングで行かれたのでしょうね。
写真を見せて貰って、記事まで読ませて頂き感謝です。
カナダにはスケートのためだけに居るという感じと言ってましたよね。そこで余暇を楽しんだりしたら、仙台に残った家族や自分の世話をするために一緒にカナダに来てくれた母親に悪いと思っているのでしょうね。羽生くんだって絶対気分転換に遊びに行ったりしたいという気持ちはあると思いますよ。でもそれを少しでもすることに家族に対して罪悪感を感じるのかなって。なのでとことんスケートに集中することで家族への感謝の気持ちを表しているのでしょう。
来週、アレですか。待ちに待ったアレですか。でも記者会見てなっているのは訳がそうなっているだけでズバリ🎶公開練習🎶と思っていてよいのかしら。チラで良いのでどんなんか見たい〜。
お返事が遅くなりました。
>ホント、表紙より裏表紙の方が百倍いいです(^ ^)
>もう、無理やり左めくりで裏表紙から読みましょう 笑
ね〜!裏表紙の方がずっと素敵ですね^^
はい。私にとってはこちらの方が表紙です。
>ゆづ君、やはり中傷記事を目にしてたんですね〜ヽ(´o`;
ですね(;´・ω・)
可愛そうに・・。傷ついたでしょうね。
>そんな読むに値しない記事とは比べようもないくらいの、
>途方もないくらいの称賛がゆづ君には届いて、勇気や力になっていますね…(^ ^)
そうですね(^o^)
ゆづには、自分にとってプラスになるものしか、
見ない様にしてほしいです。
今季もまわりは色々というでしょうけど、自分のスケートを
しっかりやってくれたら絶対に負けることはないので、
気にせず頑張ってほしいですね。
お返事が遅くなりました。
>私がまだゆづ君のファンで無い頃の雑誌など、もう知ることも
>出来ないと思っていました。
>こうやってマリリンさんが詳細記事をUPしてくださるおかげで、
>当時の様子を知ることができて、感謝です!
3年前のものは、ゆづ表紙が少なくて、表紙で選ぶ私たちにしたら、
スルーしてしまいがちですが、中身はとてもいいものでした^^
古本なら、ゆづ以外の表紙のものでも買って損はないと思います^^
ジジさんに喜んでいただけて何よりです^^
>今回、8月初旬でも足の治療していたと、どこかの記事で
>読みました。完治しているわけじゃないようですね。
そうでしょうね。。
考えたらたった半年しか新シーズンまで間がないわけですから、
ホントだったら城田さんが言うように五輪までは休養させたい
くらいの怪我だったのでは・・と思います。
ある意味、無理をしているのでは・・と思いますよ。
ゆづ自身、試合は休みたくないでしょうからね。
難しいところですね。
ゆづの周りの人たちが、しっかりとゆづをサポートし、
守ってあげてくれることを願っています。
怪我しないからだ作りは今季こそ、大切ですね。
こんにちは。お返事が遅くなりました。
昨日はライン、楽しかったですね^^
はやさんとは、気が合うのがよくわかりました(^o^)
>マリリンさんが、ブログに載せて下さる 色々なゆづ本の
>紹介は、とても興味深いですし、なるほど〜と、知識が豊富になり嬉しいです。
興味深い内容のものがあるとつい、紹介したくなりますね^^
皆にもぜひ見てもらいたいと思ってしまいます。
>オリンピック前の ゆづですから、注目度も、今ほどでは
>無いにも かかわらず、これだけゆづを取り上げてあり凄いです。
>裏表紙は 本当に素敵!
ネットでよく見る画像も「ああ、この雑誌のだったんだ」と、
古い雑誌を見て改めて感激した?します(´艸`*)
この雑誌の写真は、すごく美しかったです。
今のユヅオンリーの雑誌では見られない、貴重な写真がいっぱいありました。
>いつもいつも、100パーセント全力で、取り組み練習する
>ゆづだから、朝から晩まで、沸騰しているのでしょうね。
頑張りすぎるくらい頑張っているもんね、ゆづは。(*^-^*)
だから怪我も多くて心配ですけど。
>世界一になる、と言う事は、半端な努力ではない訳で、、、
>しかも、世界一ゆづを、どんどん追いかける選手たちも いるし。
>大変過ぎて、凄すぎて、ファンも胸が苦しいですね。
はい(/ω\)私たちも心臓がバクバクです。
ゆづの試合はいつも生きた心地がしません。
>マリリンさんの 最後の言葉
>「高いモチベーションは、今も変わっていない。変わったのは
>五輪チャンピオンとして 次の五輪を迎えることだ。」
>全く、その通りなのです。
>ゆづの、はかり知れないプレッシャーを思うと、どうしょうもなくて、
>部屋の中を走り回りたくなります。
落ち着かないですよね^^
五輪チャンピオンというプレッシャーが、怪我以上にのしかかると思うと。
ゆづ・・ほんとに大変です。
>五輪王者の肩書きを、引っさげて望むピョンチャン。
>私たちファンも、応援と言う形で、しっかりゆづを、支えていかなくては!
>2013の雑誌の 紹介から とんでもないパワーを、いただけました。
>有難うございました〜
当時はエース呼びされていなかったゆづですが、当時の
エースを完全に追い越した2013年は、見ていて気持ちがいいです^^
この時代から実質エースは羽生選手でしたね。
まだまだお宝記事や写真が出てくると思うので、またご紹介しますね^^
こんにちは〜。
>こんなに良い記事と写真が載った本がブックオフで売られていたのですね。
そうなんですよ(*^-^*)
ぜひぜひ、しまさんもお近くのブックオフをいくつか廻って
探してみてくださいね^^
掘り出し物があるかもしれませんから。
>羽生くんだって絶対気分転換に遊びに行ったりしたいという
>気持ちはあると思いますよ。でもそれを少しでもすることに
>家族に対して罪悪感を感じるのかなって。
>なのでとことんスケートに集中することで家族への感謝の
>気持ちを表しているのでしょう。
そうなのかもしれないですね^^
でも、ゆづにとってはカナダはスケートをするために来たという
自覚が強いでしょうから、遊びたいという気持ちよりもスケートを
したいという気持ちの方が圧倒的に強いと思います。
集中力を保つためにも、ゆづはカナダでのスケート留学を
選んだのでしょうね。
優れた選手は集中力が違うと思います。
息抜きは日本でのんびり・・スケートはカナダでしっかり。
メリハリのある生活を送っているんですね^^
>来週、アレですか。待ちに待ったアレですか。
>でも記者会見てなっているのは訳がそうなっているだけで
>ズバリ??公開練習??と思っていてよいのかしら。チラで良いのでどんなんか見たい〜。
そろそろ新プロのお披露目があるようですね^^
来週あたりと聞いてます。
楽しみですね^^