正しい目を持つ審判員が増えていきますように - 羽生結弦 成功への軌跡

正しい目を持つ審判員が増えていきますように


ゆづオンリーファンの皆さま。こんにちは(*^-^*)
私が好きだった中野友加里さんが、ジャンプ技術について
語っている記事がありました。

書いたライターは嫌いですが、中野さんの言葉だけを
お伝えしていきたいと思います。




羽生結弦らトップスケーターの 「ジャンプの技術」を
中野友加里が語る
スポルティーバより

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「4回転ジャンプにおける男子と女子の違いは、ひと言でいえば「高さ」です。女子は「幅」で跳ぶ選手が多いですが、男子では、どちらかと言えば「高さ」がある選手が4回転を跳んでいます。そして以前は、男子の4回転ジャンパーは、少年から青年になって体つきが変わり、筋力が備わって、その力で4回転を跳べるようになるというケースが多かったように思います。今は女子と同様、ジュニアの選手も平気で4回転を跳び始めています。

鍵山優真選手も佐藤駿選手も、ジュニアながら、高さのあるジャンプを跳んでいます。おそらく先輩スケーターである羽生結弦選手らのビデオを何回も見返したりして勉強しているのでしょう。やはりいいお手本が身近にあるというのは大きいと思います。」

羽生選手のジャンプは真似しようと思ってもなかなか真似することができないものです。滑らかにスルスルスルっと跳びにいってしまい、プログラムの流れも音楽も壊さない。ジャッジが点数をつけるのを忘れてしまうのではないかと思うぐらいのプログラム構成です。」

この10年の変化ということで一番感じているのは、音楽の解釈、表現面、演技に対するパフォーマンスの能力が高くなったことです。スケーティングの技術も向上しています。厳しいルールにのっとって、つなぎのステップをやりながら、しっかりとスピードを出して、そのなかでジャンプを跳びにいく。基礎となるスケーティングの技術がしっかりしていればこそ、できるのだと思います。

その点でも羽生選手は第一人者です。

四大陸選手権のショートプログラム『バラード第1番』は、すべての流れを壊さずに演技全体をまとめるという意味で、すばらしかったと思います。バイオリンよりもピアノのほうが音を拾うのが難しいものなのですが、ピアノの音色を崩さずに、ひとつひとつの要素をこなしていく。そのひとつひとつに見入ってしまう、パッケージ感があるプログラムでした。スケーティングが美しく、ジャンプもすばらしいのですが、それぞれが別個にあるのではないところで高い評価を得ているのだと思います。」

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中野さんによれば、ネイサン選手の良さとしては
「踊りが上手である」
「細かいリズミカルな動きを、指先まで神経を行き届かせて見せてくれる。」
「それをこなしながら、多種類の4回転ジャンプを跳んでいる。」
としながらも、
「そのジャンプは、体操を連想させる。腕の締め方などにそれを感じる」
とも語っていました。

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中野さんは引退後にローカル大会では審判員として
業務につくことができる資格を取得していますので、
しっかりとした目を持っているな〜と思っていました。

中野さんもおっしゃっているように、羽生選手のジャンプ
技術は、全てのスケーターがお手本とするような素晴らしい
ジャンプですし、それを可能にしているのは、優れた
スケーティング技術を持っているからです。

ネイサン選手のジャンプを「体操を連想させるジャンプ」と
評していることも、とても的確な指摘だなと思いました。

実は昨日、女子の4回転時代が到来したという記事を
見たのですが…

ジャンプどこまで高難度化するか フィギュアの今と未来

この記事の中では、今は女子でも4回転の習得が必須に
なりつつあるとし、ロシアのシェルバコワやトルソワを
例に出し、「男子でも難しいとされる4回転ルッツを
2本組み込む
」だとか、「ルッツ、フリップ、サルコー、
トーループの4回転ジャンプを操る
」などと持ち上げて
いました。

そのあとで中野さんが語った記事を見たとき、私がいつも
思っていることを言ってくれていたので、とてもうれしく
なりました。

中野友加里が語る女子4回転時代の技術。
「次元が違うジャンプ」とは
スポルティーバより

女子選手の4回転を見ていると、高さのあるジャンプではなく、回転速度をうまく使ったジャンプだと感じます。」

つまり、彼女たちは「身体が細いこと、少女体型をうまく利用して跳んでいる
と言っていました。

ただしそのジャンプは、跳び上がるのと同時に回り始める、もっと言えば、回りながら跳び上がるようなところがあります。いい悪いは別として、それを身につければ4回転を回り切れる可能性は高くなります。逆に判定でそれを「回転不足」と厳しく取られるようになると、何らかの対応をしなければならなくなるでしょう。』
とも警告していました。

これは、以前羽生選手が指摘したように、いわゆる
「下で回る」という本来であれば正しくない跳び方で
跳んでいる
ことを指しているのです。

中野さんも、「その跳び方であれば4回転を回り切れる
可能性は高くなる」ことを認めています。


しかし、それがいずれ回転不足を取られることに
なれば、彼女たちの”4回転”は4回転として認められない
わけですから、何らかの対応をせざるを得なくなると
警告しているのです。

ちょっと前の話になりますが、2月ごろに中野さんと
無良さんの講座があった時に、その中で無良さんが
某男子選手の4Fを「下で回るジャンプ」として例にあげ、
中野さんが「悪い例です」とはっきり言った
そうです。

ローカルの審判員の資格を取得したばかりの方でも、
あの4Fが「プレロテ」であり「悪い例」であることが
わかる
のですから、大きな国際大会の審判を務める
ベテラン審判員がわからないはずがないのは明らかです。

女子の「次元の違うジャンプ」の話に戻りますが、
4回転は跳ばないものの、素晴らしいトリプルアクセルを
跳ぶコストルナヤ選手のことは、素晴らしいと
絶賛していました。

「それに対して、アリョーナ・コストルナヤ選手のトリプルアクセルは、次元が違います。4回転が入らないショートプログラムでの群を抜いた高得点にそれが表われていますが、高さ、幅、回転速度が、すべて理にかなっている。それをいとも簡単に跳ぶことができるというのは、天性の才能だと思います。」

「彼女に関して言えば、そのスピードにも衝撃を受けました。プログラム全体でスピードに乗りっぱなしで、こんな女子選手は昨今、見たことがありません。才能をうまく生かしたスケーティングの質です。ジャンプをしても失速することがないので、流れを壊さずに、トリプルアクセルをプログラムの一部として跳ぶことができています。ライバルが4回転を跳んでも勝てるだけのものを持っているのです。」

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私は中野さんのような「プロ」の目は持っていませんが、
それでも、コストルナヤのすばらしさはわかります。

天性の才能を生かしつつ、正しい技術で技を磨くことさえ
すれば、「下で回る」ような姑息な跳び方の”4回転”にも
負けることはありません。

ロシアの4回転女子の4Lzも4Fも、正しい技術で跳んで
いれば、凄いなあと思いますし、彼女たちを称賛したい
と思います。

某男子選手の4F、4Sに対してもしかりです。

しかし、明らかに下で回転を稼いでおいて、空中では
3回転しかしていないような似非4回転ジャンプに対しては、
嫌悪感を抱いてしまうので、応援する気になれない
のです。

羽生選手や、ボーヤン選手のように一生懸命、正当な
跳び方で頑張っているのに加点が低かったり、あるいは、
似非4回転の方が加点が高いというのも、納得できません。


中野さんのように正しい目を持つ審判員がこのような
コラムであれ、テレビの解説であれ、もっと声を上げて
行くことで、この悪しき採点ルールを改善していく
きっかけになってくれたらいいなと、心から願っています。

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※中野友加里……引退後にフィギュアスケート競技のB級審判資格(ローカル大会での競技審判業務に就ける)を取得しており、今後は全日本選手権の審判が出来るナショナル級(N級)審判資格取得を目指していることを表明している。

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2020-03-24 | Comment(2) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マリリンさんゆづオンリーファンの皆様こんばんは

 中野友加里さん、久しぶりですねー。この方があと少しの事でオリンピックに行けなかった時の事、今でも強烈に記憶に残ってます。私は中野さんに出場してもらいたかったです。
 地方大会の審判席に着けれる資格を引退後に取得されていたのですね。立派です。ナショナル級の資格も取得されるといいですね。頑張って欲しいです。

 中野さんの様な正しい目を持った審判が増えれば不正採点でふに落ちない試合もなくなるので競技観戦も楽しめるのになぁ。直ちに改善される事を強く望みます。



 
Posted by えりえり at 2020.03.25 20:26


>えりえりさん、いつもありがとうございます(*^-^*)

私も五輪には中野さんに行ってもらいたかったので、
落選したときはとてもショックでした。

とても素敵なスケーターでしたよね。
今でも時々、中野さんの動画を探して見ることがあります。

今回の記事を読んで、中野さんのような正しい目を持った
方がたがもっと、国際的な大会で審判員として活躍して
くれたらいいなと思いました。

中野さんのこれからにも期待しています。
Posted by マリリン at 2020.03.25 21:09
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