羽生結弦のスケーティングは素晴らしい! - 羽生結弦 成功への軌跡

羽生結弦のスケーティングは素晴らしい!


ゆづオンリーファンの皆さま、こんばんは(*^-^*)
お盆休みも明日で終わりです。(私はね)

さて、今日はまだじっくり読めていなかった本を少し
読み進めましたので、その内容について書きたいと思います。

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この本はフィギュアスケートが大好きだという、
エッセイストの高山さんが平昌五輪の前に書いて、
発売した本です。

この本はマニアックな視点で描かれており、
「羽生結弦の何がどう素晴らしいのか」を徹底的に
分かりやすく分析しています。


これから、この本の内容から羽生結弦選手の
素晴らしさを語っている部分について、少しづつ
お知らせしていけたらと思います。

※本からの引用部分の一人称はすべて著者である、
高山氏のことです。


『フィギュアスケートの「本当の魅力」とは』
フィギュアスケートはジャンプだけではない。

『テレビや新聞などでは、4回転ジャンプの種類と、跳ぶ数、
そしてその成否が主に取りざたされています。
もちろん、ジャンプの得点配分が一番高いのは確かですし、
実際に観客が一番に盛り上がるのも、ジャンプの部分でしょう。
しかし、現在はもちろん、過去においても、ジャンプの
種類と数が勝敗を決めた時代はない、と私は思っています。』


高山氏は例として、2002年のソルトレイクシティ五輪の
時の話に言及しています。

その五輪の優勝者は、ロシアのアレクセイ・ヤグディンで、
準優勝者はロシアのエフゲニー・プルシェンコでした。

ヤグディンもプルシェンコもフリーで4回転の種類は、
トーループが1種類、回数は2度でした。

しかし、実を言うと、この大会において4回転ジャンプの
種類も、跳んだ数も、上回っている選手が存在します。
アメリカのティモシー・ゲーブルと中国の張民です。
彼らはサルコウとトゥ、2種類の4回転をフリーの中に、
組み入れていました。

ゲーブルはサルコウを2回、トゥを1回。
張民はトゥを2回、サルコウを1回。
両者とも、3回飛んだ4回転はすべて成功させています。

それでもヤグディンとプルシェンコが出場する試合では、
五輪も含め、優勝候補はいつもヤグディンとプルシェンコであり、
彼らが一つ二つミスをしたくらいでは、ゲーブルや張民と
順位が入れ替わることはなかったのです。

その理由はただ一つ。

ヤグディンとプルシェンコが、ジャンプ以外の部分でも
優れていたからということに尽きる。と私は思っています。』


高山氏は「ヤグディンとプルシェンコの演技は、
ジャンプ以外の部分こそが自分にとってはツボでした。」
と書いています。

『ひと蹴りでスーッとストレスなく伸びていくトレース、
上半身の振り付けと密接にからみあっているような
エッジワーク。

そのエッジワークの圧倒的なスピードと、そのスピードの
中で描く「図形」の複雑さ。

加えて、振り付けとエッジワークの融合から生まれる
音楽との一体感。。。

現在の有力選手とそのコーチは全員、高難度のジャンプを
組み入れながらも、プログラム全体としての「完成」を
目指しています。

(過去の雑誌の記事には)羽生結弦のコーチ、ブライアン・
オーサーが羽生に「トータルパッケージを大切にしなさい」
と伝えていることが記されています。

海外のフィギュアスケートの中継では、20年以上も前から、
ジャンプだけでなく、スピン、ステップ、そして全体的な
スケーティングの能力と演技面…

すべてにおいて素晴らしいパフォーマンスのことを、
解説者や実況者が「トータルパッケージ」とか、
「コンプリートパッケージ」という表現で褒めています。』


カギはスケーティング

『羽生結弦の演技を集中して見てみると、ジャンプやスピン、
ステップ以外の部分にも実に見どころが多いことに気づきます。
本当にスケーティングが素晴らしいのです。

フィギュアスケートは氷の上に図形を描くことと書きました。
その図形は基本的に片足で描くものです。

前向きに滑る「フォア」、後ろ向きに滑るのを「バック」、
そしてエッジの内側を使って滑るのを「インサイド」、
外側を使って滑るのを「アウトサイド」と言います。

そして、「右足ですべっているか、左足で滑っているか」
まで加えると、合計で8種類の「片足での滑り」がある
わけです。

そこに加えて、「ムーヴィス・イン・ザ・フィールド」
というのがあります。

イーグルやイナバウアー、スパイラルやハイドロのように
「一つの姿勢をキープしたまま滑っていく要素」のことです。

8種類の「足を踏みかえていくスケーティング」と
「ムーヴィス・イン・ザ・フィールド」は、それぞれ
単体で見たときにどれだけスムーズか。

そして単体でスムーズな要素たちをどれだけ複雑に、
緻密に、多種多様に組み合わせるか。

さらに組み合わせた後でもなお、スピードとスムーズさ
を失うことなく、プログラム全編を滑りきれるか。

羽生結弦は、ジャンプやスピンだけでなく、
この部分についても突出したものを持っているのです。』


高山氏はスケーティングスキルの素晴らしい選手として、
パトリック・チャンの名を上げています。
彼のすばらしさについて、このように記しています。

羽生結弦の「スケーティング」とは。

ひざと足首の柔軟性を最大限に生かした、滑らかなトレース。
下半身の蹴る力によって推進力を得るのではなく、
厳密な体重移動により、 瞬間的に正しいエッジに乗る技術。

それゆえにエッジに乗った瞬間よりも流れの中で
スピードがグンと速くなっていく。
当然、1歩の距離もほかの選手よりはるかに長い。

以上が単体で見た場合のすばらしさです。

それに加えて先ほど上げた「8種類の要素」が一切、
ブレることなく、なめらかに凄まじい速さで踏み分け
られていき、そのほとんどが曲の音符とぴったりと一致
していたのです。


彼は当時18歳。
それなのに、重厚感とスピードの両立という、
非常に難しいことを信じられないほど高いレベルで
実現させていた。


驚くべきクオリティの高さだったのです。

チャンと羽生は、抑えるべき、磨くべき基礎は同じでも、
アプローチに仕方が違うように私には思われます。


チャンと羽生の共通点は、

・ひざと足首の柔軟性を最大限に生かしていること。
・厳密な体重移動を実現しているため、瞬間的に正しいエッジに乗っていること。
そのため、乗った瞬間より、流れの中でスピードが速まること。
・「1歩」の距離が非常に長いこと。
・8種類の組み合わせ、その踏み替えの複雑さや正確さが素晴らしく。
それが曲の音符や、リズムと見事に融合していること。


チャンと羽生が対照的なのは…

・重厚感とスピードを、信じられないほど高い次元で両立させている
チャンに対して、「信じられないほどのスピードを出しつつ、本来あるはずの
体重をまるで感じさせない。


そんなエアリー感を実現させているのが羽生。

羽生は女子よりも確実に10キロ以上は体重がある
男子選手です。

それなのに、これができているのは驚異的と言いますか、
ほとんど神秘です。

誤解のないように言いますが、体重がかかっていない
わけではありません。

体重がかかっていなければ、そもそもあんなにスピードは
出ませんし、「1歩」の距離も伸びるはずがないからです。

私はこのスケーティングを『羽生結弦のオリジナリティー」
の一つに挙げたいと思います。』


いやぁ(^o^)実にすごいです!
高山さんの高度な分析力と表現力に脱帽しました。

まさに納得の『羽生結弦考」ですね。
良く言い表してくださっていると思いました。

チャンとゆづの共通点はスケーティングのすばらしさ。

さすがカナダでスケーティングを磨いただけのことは
ありましたね。

ゆづはカナダに行って修行して正解だったと思います。

それに加えて、チャンとも異なるタイプの素晴らしい
スキルをものにした羽生結弦。

細くて軽そうに見えてもそこは男子選手です。
女子よりも重いはずですが、それでも軽やかに滑らかに
速く滑っていくのですから、確かに異次元の滑りだと
思いました。

スケーティングだけを見ても、こんなに素晴らしい
のですから、他の部分を一つ一つ、取り上げて書いて
いったら、すごい量になりますね。
実際にすごい量になっていましたが。(^-^;

書き写すのが結構大変なのですが、また折を見て
高山氏のこの本の内容を少しづつ、お伝えしていけたら
と思います。

羽生結弦は助走をしない 誰も書かなかったフィギュアの世界
(集英社新書) 新書 ? 2018/1/17高山 真 (著)


PS:明日はLINEグループのメンバーさん数人と一緒に、
横浜の羽生結弦展に行ってきますね。

こちらは前回行ったときに撮影したものです。

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明日はグッズは買わないので、荷物も軽くなるかな^^

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2018-08-14 | Comment(2) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マリリンさん、皆さん、こんにちは。

お盆休みいかがお過ごしですか?
また台風が九州地方に・・ほんとうに台風よくきていやですね。
その地域の方お気をつけくださいね。

高山真さんの本、紹介して書いてくださり有難うございます。
私も買おうと思ったのですが難しすぎて買いませんでした。
いまは四回転が主流になって芸術がおろそかになっている節が
ありますが、ルール改正になってどのように変わるんでしょうか?
プルシェンコ、ヤングディンはジャンプ以外でもすぐれていたから
と高山さん、ゆづが「芸術は絶対的な技術力に基づいたもの」と外国
特派員協会の記者会見で言ってましたが要するに「トータルパッケージ」
だからゆづはGOE、PCSが高いのですね。(^^)
ゆづとPちゃんは片足ステップが多く多様性に優れていて難しい動作を
していると書いてあるのを見ました、だからPCSは高い、うなずけます
宇野選手は片足ステップが少ないし、両足滑走が多いと書いてありました。
なぜあれだけのPCSがでるのか、疑問に思います。
高橋大輔氏が経済新聞のコラムに「宇野選手は試合を重ねるごとに
黙っててもPCSがあがる」と書いていましたがこんな知識もない人
にコラムを書かす日経・・と思ったものです。
ジャッジもこれから質の高さが求められると思います。
この間何の試合だったか友野君のプロトコル見たらサルコーの失敗で
−5とか−4になって点数散々でした。でも優勝しましたが。
やっぱりゆづみたいに質の高いジャンプが有利ですかね。
その上、芸術も高いですしね。
今季はゆづの思い描いたスケートをしてくれたらと思っています。

みどりんさん、今年は暑さのせいか体調を崩す人がまわりに大勢
います。ゆっくり身体を休めて下さいね。
お大事になさってくださいね。
Posted by トミ at 2018.08.15 17:23
マリリンさん皆さんこんばんは。
 羽生結弦は助走をしない は読みやすくて専門的で素人にも詳しく分かり易く演技を解説されていて良い本ですよね。私はジャンプも見分けられない程の素人ですが、この本の解説で演技のスケーティングが随分と理解出来ました。じっくりと読んでから動画で見直すと感動もまた格別なものになります。マリリンさんも読み込んだようですね。記事にしてくださって私も読み返したくなりました。初戦までにもっと勉強しておこうかな。
Posted by えりえり at 2018.08.15 21:52
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